「操人形糸違い」のストーリー

同じ裁縫店に勤めているマリアンとフローとは長い間の薄給生活の結果としてお金持ちの男と結婚したいという気持ちに囚われていた。フローは一策を案じて店主ダンが催す夜会に宣伝のために着て出るという約束で、最上等の衣装と帽子を身につけ、そのままマリアンと一緒に金持ちの集まるフロリダへ高飛びした。そして2人は金持ちの未亡人と見せかけ、金のありそうな独身者を物色し始めた。フローは堅儀な男で通称「上院議員」というのをうまく抱き込んでしまい、マリアンには金持ちの評判高いスミスを当てがうことを独りで決めた。ところがスミスと名乗る男は偽物で金持ちの女を漁っているのであった。本当のスミスはジエリーという若い青年で同じホテルにお忍びで滞在していた。マリアンはフローに勧められるままにスミスと近づきになったが、若いジエリーの方がマリアンには好ましかったので到頭2人は恋を語り合う仲になった。それを知ったフローは怒ってマリアンをたしなめると共に、巧みにスミスを欺いてマリアンとスミスとが結婚の約束をするまでにした。マリアンもスミスもお互いにホテルの借金を相手に払ってもらう算段だった。所へ突然衣装店主のダンが現れてフローとマリアンとに衣装代を請求した。2人は驚いてマリアンがスミスと結婚するまで待ってくれと嘆願したがダンは承知せず警官を連れて来た。ジエリーは苦々しく思ったがまお気の毒に思って衣装代を払ってやった上に、旅費として1000ドルを与えた。マリアン停車場でジエリーに会うと自分の今までの行為が恥ずかしくなり1000ドルを返した。マリアンの心根を感知したジエリーは改めて彼女に結婚を申し込んだ。フローと「上院議員」も結婚した。

今日は映画何の日?

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