「ストーミー・ウェザー」のストーリー

17年、ヨーロッパ戦線に参加してフランスから帰国したばかりのビル・ウィリアムソン(ビル・ロビンソン)は、ナイトクラブで出会った戦友の妹セリーナ・ロジャース(レナ・ホーン)に恋をするが、一文無しの自分の身を考え、諦めてメンフィスでエイダ・ブラウンが経営しているカフェでウェイターとして働くことにした。そんなある夜、セリーナたちがシカゴのショウに向かうチック・ベイリー(ベイブ・ウォーレス)に連れられこのカフェにやって来、セリーナの勧めで彼はビルを雇うことにした。ところがシカゴのショウで、太鼓の上でタップを踊り人気を得たビルを面白くないチックは彼をクビにし、怒ったビルは彼を殴り、セリーナと共にニューヨークで自分たちのショウを開いた。さまざまな紆余曲折の末、成功を収めたビルはハリウッドで、ステージを捨てられないセリーナはパリで、それぞれ人気者になる。43年、キャブ・キャロウェイに誘われ、出征兵士の慰問のための壮行興行に出演したビルは、同じ出演者の中にセリーナの姿を見つける。お互いの愛を信じていた2人の間には、またも愛が再燃するのだった。