「熱情奏鳴曲」のストーリー

ラジオの人気テナー、デニィ・オデイはバレエの踊り手デルフィンに人知れず恋していたが、ある夕彼女を見に楽屋を訪れた彼はふとした事で居合わせた群衆と喧嘩して警察に留置された為、放送に間に合わず、放送局から解雇される。デルフィンは支配人との意見の相違から劇場を辞めて、友人ドットとヨーロッパへ向かう途中、これもヨーロッパへ演奏旅行に行くデニィ一向と出会う。偶然、この船に乗り合わせた役者上がりのハーリントンとメイズィは、メイズィがデルフィンに容貌が似ているの利用して金儲けをしようと企む。メイズィは仮装舞踏会の夜、デルフィンと同じ衣装を着けて巧みに彼女の部屋に入って旅券を盗む。フランスに着いたとき、デルフィンは旅券がないために拘引され、メイズィはデルフィンを装って劇場との契約に成功して「アパショナータ」を踊る事になる。一方デニィは放送局と話しがまとまって、アイフェル塔から放送するが、ドットからデルフィンが警察に拘引された事を聞いて、急行、彼女を伴って劇場へ行く。開幕に間に合った彼らは、ハーリントンとメイズィの悪事を暴露、デニィとデルフィンはめでたく結ばれる。