「七匹の無法者」のストーリー

1856年カンサス州では、ジョン(レイモンド・マッシー)のひきいる奴隷解放論者とこれに反対するホワイト(レオ・ゴードン)の一派が対立していた。ジョンの息子オウエン(ジェフリー・ハンター)とオリバーは父の運動を助けるため東部からカンサスへ向かった。途中、オウエンは実業家ウィリアムの娘エリザベス(デブラ・パジェット)に会い、2人は恋するようになった。目的地ロウレンに着いた兄弟は、ただちに父ジョンが新しく建設中のキャンプへ向かった。キャンプではジョン2世ら4人の兄弟が働いていた。そんなときホワイトの率いる反対派は、奴隷解放派の家々を焼き討ちした。そして火を消そうとした、エリザベスの父は、彼らに射殺された。身よりのないエリザベスは、オウエンを頼ってキャンプへ逃れてきた。だがホワイト一派はキャンプをも破壊した。その頃カンサス州で行われた奴隷制度の可否を決する選挙はジョンたちの勝利に終わった。しかし奴隷制度全滅を願うジョンは、さらに兄弟たちの協力を求めた。しかし父の行動に疑問を持つ弟たちはこれを断り、オウエンとオリバーが父に従うことになった。しかし合衆国は彼らを反乱軍と認め、討伐隊を送った。多勢と無勢、ジョンは捕らえられ、絞首台の露と消えた。