「私刑される女」のストーリー

1865年、南軍を装って乱暴を働いていたカントリル・ゲリラ団の首領チャールズ・カントリル(ブライアン・ドンレヴィ)には、ボーダー・シティから拉致して無理に女房としたケイト(オードリー・トッター)という女がいた。彼女はカントリルに仕込まれて立派な副首領となり、男装して暴虐を振っていたが、ボーダー・シティに安酒場を営む恋人ビッタルートを忘れかねていた。あるとき、カントリル・ゲリラ団はビッタルートの妹サリー(ジョーン・レスリー)の乗っている駅馬車を襲い護衛の北軍兵を虐殺した。気丈なサリーはケイトに対して公然と復讐を宣言したが、ケイトは一笑に附し、ボーダー・シティのビッタルートの酒場へ赴いた。ビッタルートは、恋人ケイトを奪われた憤満を酒にまぎらわそうとして酔い、果ては酒場は射合いの巷と化し、騒ぎを鎮めようとした鉱山の鉱区長、実は南軍の士官ランス・ホートン(ジョン・ランド)は心ならずもビッタルートを射殺してしまった。サリーはこの場にいなかったが、ケイトはサリーのために彼が死んだと思い込み、彼女に決斗を申し込んだ。2人は対決したが、ケイトが抜くより早くサリーのピストルはケイトの右手を狙い撃っていた。ケイトはサリーに感謝し、今は恋仲のサリーとランスのため彼らが南軍のキャムプへ帰れるよう手筈を整えてやった。しかし鉱山主コートネイはサリーを南軍のスパイだとして彼女をリンチにかけようとした。サリーの首に縄が巻かれたとき、ケイトが駆けつけて彼女の無罪を証明し、自らはお尋ね者のケイト・カントネルだと宣言して逃げ出し、北軍を町の外に連れ出した。ケイトはニュー・オーリーンズへ逃げのびてカフェ歌手としての新生活に踏出し、ランスは戦後サリーと結ばれた。

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