「20世紀少年 第2章 最後の希望」のストーリー

2015年、人類滅亡計画を阻止しようとしたケンヂたち(唐沢寿明)の活躍はテロ行為とされ、ともだち教団の友民党は躍進を続けていた。ケンヂの姪であるカンナ(平愛梨)は高校生に成長し、ユキジ(常盤貴子)に面倒を見てもらいながらも逞しく自活していた。ケンヂの行動を信じるカンナは、“ともだち”によって支配されつつある国家に強い反感を抱いている。ローマ法王とも会見できる権力者となった“ともだち”は、日本でEXPO2015を開催しようとしていた。ある日、“ともだち”の重要な秘密を知るニューハーフを救ったカンナは、刑事の蝶野(藤木直人)と知り合う。伝説の刑事の孫である蝶野は、向こう見ずなカンナの言動に感じるものがあり、彼女を庇うようになっていく。一方、海ほたる刑務所に幽閉されていたオッチョ(豊川悦司)は、角田(森山未來)と二人で脱獄に成功する。オッチョは、ケンヂの意志を継いで“ともだち”の正体を暴こうとしていた。「しんよげんの書」に沿って、操作されていく世の中。それに逆らうため、カンナは小泉響子(木南晴夏)と「ともだちランド」に潜入した。そこは、高須(小池栄子)たちが反抗分子たちを洗脳していく施設だった。オッチョと出会ったカンナは、“ともだち”の街頭パレードに参加する。彼女は、“ともだち”と対決する決意だった。しかし、その場で“ともだち”の命を奪ったのは、友民党の13号(ARATA)の凶弾だった。EXPO2015の開催式は、“ともだち”の葬儀と重ねて行われることになる。その式場で、死んでいたはずの“ともだち”は再生を果たす。この奇跡によって、“ともだち”は神となった。その後、世界各地で行われた毒ガス・テロによって、人類は滅亡の危機を迎える。誰が生き残っているのか?しかし、北海道の奥地では、行方不明になっていたケンヂが元気に生きていた。