「魔法遣いに大切なこと」のストーリー

“魔法遣い”が当たり前に公務員として存在する現代の東京。身の回りに魔法遣いがいて、正式な手続きさえ取れば、誰でも魔法遣いに魔法を依頼することができる。16歳の少女ソラ(山下リオ)は、人に喜びや希望を与えるような魔法士になるため、母(永作博美)と暮らす北海道・美瑛を離れて東京にやってくる。魔法局で行われた研修で出会ったのは、同じ夢を追う仲間や先輩魔法士、そして魔法を上手く使えずソラに反発する豪太(岡田将生)。魔法を依頼する人たちの喜びや苦しみを受け止め、やがてソラは一人前の魔法士に成長していく。一方、プロサーファーになる夢を諦め、魔法遣いになる運命を突きつけられた豪太。彼は突然の変化に適応できず、悩み戸惑うが、魔法で人の役に立ちたいという思いも芽生えてくる。そんな豪太の心の変化を悟ったソラは、彼に必死で魔法を教える。まるで、何かを託すかのように。そして豪太が初めて魔法をとらえた瞬間、2人の心がひとつになり、ソラと豪太は恋に落ちる。しかし、ソラは哀しい宿命を背負っていた。そして彼女には、最後に叶えたい大切な約束があった……。