「朧の森に棲む鬼」のストーリー

ライ(市川染五郎)はどんな嘘でも瞬時に仕立て上げるその口先と、弟分・キンタ(阿部サダヲ)の腕っぷしとを武器に、漂うように世の中を渡ってきた。ライは自らの力でこの世にのし上がることだけを、ひたすら夢見ている。朧の森でライの前にこの森の魔物たち─オボロが現れ「かなえてあげようじゃないか。それにふさわしい男の望みなら」と告げる。ライの望みは国の王になることだった。見返りにオボロたちが求めたものは、ライの命。ライは、その取引に乗る。そして、血塗られたライの戦いが始まった。この島国では、武力統一を狙うエイアン国と、それに抵抗するオーエ国との、長い戦争が続いていた。 やがてライは数々の謀略と試練を乗り越えエイアン国の将軍[エイアン四天王]の一人に名を連ねるまでになる。朧の森の一匹の汚れた野良犬が、今、エイアン国の将軍へと上り詰めた。だがその舌先と野心は、一刻も止まることを知らない。「エイアンの都も、オーエ国もみんな、オレの舌と剣で血の色に染め上げてやらあ!」次に陥れようと狙いを定めたのは…オーエ国の美しき将、シュテン(真木よう子)だ。果たして、ライの飽くなき野望の行方は? そしてその血塗られた夢の先に、ライが見るものとは!?

今日は映画何の日?

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