「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」のストーリー

FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)とカラザーズ(レイ・リオッタ)は、過去に100件以上の殺しに関わったとされるマフィアの大ボス・スパラッザが組織の裏切り者であるイズラエルを捕まえる為に100万ドルという破格の賞金を用意して“仕事屋”を雇ったという情報を手にする。イズラエルはかつてスパラッザに可愛がられていたラスベガスの人気マジシャンであり、裏社会の仕事に手を染めた末に組織を裏切り、今は警察の保護観察下に置かれていた。スパラッザは何十年も前に、組織に潜入捜査中のFBI捜査官を殺したとされる事件で殺人に手を染め、以降数々の犯罪に関わりつつも一度も警察にしっぽを掴まれた事の無い最後の大物マフィアだった。FBI副長官のロック(アンディ・ガルシア)は、捜査官殺しをはじめとした彼のこれまでの容疑の証拠を得るために、「スパラッザの情報をFBIに売れば、身柄を保護してやる」との司法取引をイズラエルに持ちかける。しかしイズラエルがその交渉に二の足を踏んでいる間に100万ドルの賞金首の噂はたちまち広まり、噂を聞きつけた“殺し屋”たちがイズラエルの潜伏しているホテルに集結しはじめていた。美貌のサイクス(アリシア・キーズ)と敏腕スナイパーのシャリスの女殺し屋ペア。凶悪至上と名高いトレモア三兄弟。情け無用の拷問魔アコスタ。神出鬼没の変装師スート。そして、スパラッザが雇った“仕事屋”のスウェーデン人。さらにはイズラエルの保護を任されてホテルに急行するメスナーとカラザーズの両捜査官。そして、イズラエルの弁護士に雇われた保釈保証人デュプリー(ベン・アフレック)もいる。彼らはそれぞれにイズラエルの身柄を求めて思惑と術策を交錯させ、やがて血みどろの抗争が巻き起こる。