「最終兵器彼女」のストーリー

小樽に暮らすシュウジ(窪塚俊介)とちせ(前田亜季)は、交際を始めたばかりのごく普通の高校生のカップル。だが、ちせは自衛隊によって開発・改造された、世界が恐れる”最終兵器“だったのである! 諸外国からの攻撃に対し、高い戦闘能力で迎撃するちせ。シュウジは、そんな彼女に戸惑いながらも、普段は何も変わらない彼女と愛を育み、やがて一緒に生きたいと思うようになっていく。しかし、メンテナンスを繰り返し完全なる兵器へと変貌を遂げた筈のちせに、システム・エラーが発生。このままでは制御不能となり、地球そのものを破壊しかねない。そこで自衛隊は、連合軍から突きつけられた停戦の条件を受け入れる決断をする。果たして、それはちせの抹消だった。そして執行前夜、シュウジと愛を確かめ合ったちせは、翌朝、自ら大気圏外へ飛び立つと、ミサイルによって破壊される……。終戦後、砂漠を行くシュウジ。彼は、ちせの”残骸“を見つけ出し、永遠に一緒にいることを誓う。