「リバティーン」のストーリー

1660年代。追放されていた詩人ジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ)は、妻のエリザベス・マレット(ロザムンド・パイク)と共にロンドンに戻ってくる。バーに立ち寄ったジョンは、国王チャールズ二世(ジョン・マルコヴィッチ)の親族の前で詩を頼まれた際、性描写にあふれた政府批判の詩を読んだという武勇伝を聞かせ、そのあと芝居小屋へ繰り出す。そこでジョンは、隠れた才能を持つ女優エリザベス・バリー(サマンサ・モートン)に出会い、彼女への演技指導を申し出る。翌日から一対一の舞台稽古が始まり、2人はいつしか惹かれ合うようになった。そしてバリーの演技は高い評価を受けるようになる。だがジョンは国王の依頼にもかかわらず、政府をこき下ろす劇を上演して国王を激怒させ、そのまま姿をくらました。数ヵ月後、ジョンは慕っていた若者ビリー(ルパート・フレンド)を連れ、追っ手から逃げ回る生活を送っていた。しかも梅毒により体が弱っている。ますます病気がひどくなっていくジョンを支えるのは、忠実な召使と娼婦のジェーン(ケリー・ライリー)だけ。やがて死期を悟ったジョンは改心し、初めて国王の役に立ち、そしてバリーに会いに行く。バリーはジョンとの娘を産んだことを告げるが、彼の愛は撥ね除けた。結局、ジョンは妻マレットのもとに帰り、33年の短い生涯の幕を閉じるのだった。

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