「ニュー・ワールド」のストーリー

1607年。北アメリカのヴァージニアに、新大陸を開拓するのが目的のイギリスの船が流れ着いた。しかしこの地にはネイティヴ・アメリカンたちが暮らしており、川上にポウハタン(オーガスト・シェレンバーグ)という王が治めるコミュニティがあった。反乱罪で裁かれるはずだったジョン・スミス(コリン・ファレル)は、ニューポート船長(クリストファー・プラマー)からネイティヴとの交渉役に任命される。やがてスミスはネイティヴの戦士たちに囲まれて、処刑を命じられてしまうが、ポウハタンの末娘、ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)に助けられる。まもなくスミスとポカホンタスの間には恋心が芽生えていった。2人は密かに結ばれるが、ポウハタンはいつまでも立ち去らないイギリス人たちを許さず、ネイティヴ対イギリス軍の壮絶な戦闘が開始された。結局、ポウハタンに親子の縁を切られたポカホンタスは人質としてイギリス側に売り渡され、スミスはイギリスへ送還されることになった。スミスは、自分が溺死したことにして、ポカホンタスのもとを去る。失意のまま暮らすポカホンタスだったが、やがて妻と娘を亡くしたイギリス人貴族ジョン・ロルフ(クリスチャン・ベール)の求愛を受ける。2人は結婚するが、ポカホンタスはまだスミスを愛していた。そんな時、彼女はスミスがロンドンで生きていることを知る。ロルフと共にイギリスへと渡ったポカホンタスは、スミスと再会。お互いに愛を確かめ合うが、それで踏ん切りがついた彼女は、今の夫であるロルフを本当に愛し始めるのだった。