「とかげの可愛い嘘」のストーリー

8歳のジョガンは転校してきた女の子イ・アリに心を奪われる。彼女はいつも黄色いレインコートをまとっていた。コートを着ていないと、彼女にかけられた呪いが他人に移ってしまうのだという。アリに触れた教師が怪我をしたことから、誰もが彼女を怖れ、避けるようになった。ただ一人、ジョガンを除いては……。アリはいつもポケットにペットの“とかげ”を入れていた。周囲の人は嫌がったが、やはりジョガンだけは違った。ある日の帰り道、とかげが逃げてしまう。夕立に降られながら、アリのために必死でとかげを追いかけるジョガン。二人は雨よけにコートを分け合い、急接近した。翌日、ジョガンははしかにかかり、アリは姿をくらましてしまう。10年後。高校生の二人は再会を果たすが、それも束の間、アリはまたジョガンの前から消えてしまった。そして社会人になったジョガン(チョ・スンウ)の前にアリ(カン・ヘジョン)が突然姿を現す。「明日アメリカに旅立つの」と3度目の別れを告げるアリ。そして4度目の再会を果たしたとき、ジョガンはアリが悲しい嘘をつき続ける理由を知るのだった。