「花咲ける騎士道(2003)」のストーリー

フランス革命の足音が近づく18世紀。”チューリップの騎士“と呼ばれる恋に遊ぶ男ファンファン(ヴァンサン・ペレーズ)は、強制結婚を言い渡されて窮地に追い込まれていた。そんな彼の前に、”戯れの占い師“と呼ばれる募兵官の娘アドリーヌ(ペネロペ・クルス)が現われて、あなたは王女と結ばれる運命にあるという恋の予言をする。それを真に受けたファンファンは、結婚から逃げ出して入隊。彼を乗せた馬車は、戦いの最前線を目指して山道を走り出す。やがて峠に差し掛かった頃、女性たちが賊に襲われているのを発見。ファンファンは見事な剣さばきで悪漢をやっつけ、たった一人で女性たちを救出する。その中には、なんとアンリエット王女(マグダレナ・ミエルカルツ)と、王室の実権を握るポンパドゥール夫人(エレーヌ・ド・フジュロル)がいた。占い通りの展開に、期待で胸が高鳴るファンファン。一方、彼に恋心を抱いていたアドリーヌの心は動揺。そして、ある陰謀が動き出す。謎のスパイに時の王ルイ十五世(ディディエ・ブルドン)の命が狙われ、その騒乱の中で、アドリーヌが誘拐されてしまったのだ。ファンファンは彼女を救い出す戦いの中で、アドリーヌこそが運命の女性だと気づき、二人はめでたく結婚するのだった。

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