「21グラム」のストーリー

ニューメキシコ。ある日、クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)に不幸な知らせが届く。夫と娘がトラックに轢き逃げされたのだ。悲しみの余り脱力したクリスティーナは、やめていたドラッグにまた手を出してしまう。そのトラックの運転手は、信仰に没頭することで人生をやり直そうとしている前科者のジャック(ベニシオ・デル・トロ)。とっさに逃げた彼だが、事故の真相を知ると、妻マリアンヌ(メリッサ・レオ)の制止を振り切って警察に出頭した。一方、クリスティーナの夫の心臓は、余命1カ月と宣告されていた数学講師のポール(ショーン・ペン)に移植され、彼の命を救った。しかし手術が成功すると、彼は妻メアリー(シャルロット・ゲンズブール)との心の溝が広がっていることを再確認する。そんな中、ポールは調査会社を使ってドナーの身元を突き止める。思い切ってクリスティーナに声をかけ、やがて心臓のことを告白するポール。最初は混乱するクリスティーナだったが、徐々にポールを愛し始め、すべての悲しみを終わらせるために、ジャックを殺してくれとポールに頼んだ。一方、ジャックは証拠不十分で釈放。ポールはジャックを探して会い、彼を殺したふりをしてクリスティーナの待つモーテルの部屋に戻る。しかしそこに、罪を自責するジャックが現れる。混沌とした場の中、ポールは自分で自分を撃ち、病院に運ばれて意識を薄れさせてゆく。

今日は映画何の日?

注目記事