「≒会田誠 無気力大陸」のストーリー

『巨大フジ隊員VSキングギドラ』や『切腹女子高生』『紐育空爆之図』など、“エログロ、ロリコン、美少女”画を得意とする現代美術家・会田誠。しかし、その表現手段は絵画だけに留まらず、写真、立体、インスタレーション、映像、小説、漫画……と実に多種多様だ。そんな会田が、広島市現代美術館に依頼され”愛と誕生“をテーマに挑んだ200号の大作『「人」プロジェクト』や、村上隆氏がキュレーターを務めたパリのカルティエ現代美術財団美術館『Coloriage(ぬりえ展)』でダンボールの城『新宿城』の制作に、愚痴をこぼしながらも取り組む姿が、彼のコメントと共に展開していく。やがて、『「人」プロジェクト』を完成させた彼はポツリ呟く。「やっぱり、女の子を描こう」と。