「ぼのぼの クモモの木のこと」のストーリー

悲しいことや辛いことを忘れさせてくれるクモモの木の下で、いつか迎えに来てくれる誰かを待ち続けているフェレット(?)のポポくんと友だちになったぼのぼの。だがある日、クモモの木の枝が折られると言う事件が起こった。実は、悪い仲間との関係を断ち切ろうとして怪我をしたお父さんの痛みを忘れさせてあげる為に、ポポくんが枝を折っては家に運んでいたのだ。しかし、そのお父さんが亡くなり、ひとりぼっちになったポポくんは姿を消してしまう。心配したぼのぼのは、折からの嵐の中、ポポくんを探してクモモの木を目指す。とその時、落雷でクモモの木が炎上。ところが、燃えたクモモの木の放った不思議な匂いが森の仲間たちそれぞれに、忘れていた記憶を呼び覚ました。そう、クモモの木にはもうひとつ、記憶を想い出させる力があったのだ。そして、ポポくんが赤ん坊だった頃、悪い仲間からお父さんを引き離そうとして失敗し、以後、ポポくんに身分を隠して彼の面倒をみてきたおばさんが、実はお母さんであったことを想い出したポポくんは、迎えに来たお母さんと母子の対面を果たすのであった。それから数日後、森の仲間たちはクモモの木の下に忘れる為にではなく、忘れた記憶を想い出す為にやって来るようになっていた。

今日は映画何の日?

注目記事