「ブラックホーク・ダウン」のストーリー

1993年10月3日。東アフリカ、ソマリアの首都モガディシオのダウンタウンに、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は、現地の独裁者アイディード将軍の副官2名を捕らえること。当初、作戦は1時間足らずで終了するはずだったが、ブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから、兵士たちの運命は一変。スティール大尉(ジェイソン・アイザックス)から無線で知らせを受けたエヴァーズマン軍曹(ジョシュ・ハートネット)は、ネルソン(ユエン・ブレンナー)ら数名の部下に現場の保守を命じ、残りの部下を連れて墜落地点へ移動。スティール大尉やサンダーソン軍曹(ウィリアム・フィシュナー)、マクナイト中佐(トム・サイズモア)の部隊も墜落地点に向かうが、市内で迷走状態となり、地獄の戦闘を余儀なくされる。まもなく、さらに一機のブラックホーク・ヘリが墜落し、事態はますます悪化してしまう。第一墜落地点の付近には、エヴァーズマンの班に加え、サンダーソン、デスクワーク専門だった特技下士官グライムズ(ユアン・マクレガー)、ネルソンらが集結していたが、やがて重傷を負ったスミス(チャーリー・ホーフハイマー)が看病むなしく死んでしまう。彼らに脱出の道が開けたのはそれから12時間後のことだったが、結局この戦いでアメリカ兵は19名死亡。同時に大量のソマリア人犠牲者を出したのだった。