「がんばれ、リアム」のストーリー

1930年代初頭のリバプール。ちょっと内気だけど元気な7歳の少年リアム(アンソニー・ボロウズ)は、造船所で働く父(イアン・ハート)、頼もしい母(クレア・ハケット)、就職したばかりの兄コン(デイヴィッド・ハート)、メイドとして働く姉テレサ(ミーガン・バーンズ)と仲良く暮らしている。しかし町には不況の波が押し寄せ、職を失った父は次第にアイルランド人やユダヤ人を逆恨みしていく。そしてリアムの聖体拝領の日。厳粛な雰囲気の中、神父の説教の最中に父は突然立ち上がり、おおっぴらに教会を非難してしまう。近所同士だけでなく家族の中でも孤立していく父は、ファシズム運動に参加することでやり場のない怒りを解消しようとする。しかしその父の仲間が富豪宅に火炎瓶を投げたところ、それがその家に来ていたテレサに当たり、彼女は大火傷を負ってしまうのだった。

今日は映画何の日?

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