「素敵な歌と舟はゆく」のストーリー

パリ郊外の屋敷に住む大金持ちの一家。母(リリー・ラヴィーナ)はやり手の実業家、父(オタール・イオセリアーニ)は酒が大好きで趣味を謳歌して生きている。でも息子のニコラ(ニコ・タリエラシュヴィリ)はそんな身分を隠すかのように、街へはラフな格好で出かけていく。そして物乞いの友達(ジョアサン・サランジェ)の手伝いやアルバイトに明け暮れ、カフェの看板娘ポーレット(ステファニー・アンク)に恋したり。しかしそんな好奇心が災いし、ニコラは強盗事件に巻き込まれ逮捕されてしまう。まもなくして出所、自分の屋敷のパーティーに顔を出す。するとその夜、彼の父は、意気投合したひげの浮浪者(アミラン・アミラナシュヴィリ)と船出していくのだった。