「夜になる前に」のストーリー

1943年に生まれたアレナス(ハヴィエル・バルデム)は、14歳でカストロ率いる暴動に参加。62年までハバナ大学に通い、作家を目指すと同時に同性愛に目覚めていく。処女作は評価されるが、やがてキューバ政府は芸術家や同性愛者たちを弾圧。危険も顧みず作品を書き続けたアレナスは、2作目の小説で世界的に名が知れ渡るが、一方カストロ政権への反逆子として、政府や警察から容赦ない迫害を受ける日々が続いた。そして73年、無実の暴行罪で訴えられたアレナスは逮捕される。彼は、脱獄し、逃亡を試みるが失敗。再び逮捕され、悪評高いモーロ刑務所で服役する。ひどい扱いを受ける日々を経て、ようやく出所したアレナスは、生涯を通じて大親友となるラサロ(オリヴィエ・マルティネス)に出会う。80年、アレナスはNYへ亡命。やがて、エイズに感染、発病。ラサロに支えられながら作家活動を精力的に続けたものの、90年12月7日、鎮痛剤を大量に摂取し自殺するのだった。

今日は映画何の日?

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