「アンブレイカブル」のストーリー

悲惨な列車衝突事故が起こった。乗員・乗客132人のうち、たった一人生き残ったのは、スタジアムの警備員を生業とする妻子持ちの男、デイヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)。フィラデルフィア病院の緊急救命室で目覚めたデイヴィッドは、なぜ自分だけ助かったのか、その答えが分からぬまま不安な日々を送る。そんな彼に、不審なメッセージが届く。その送り主である漫画コレクター・ギャラリーのオーナー、イライジャ・プライス(サミュエル・L・ジャクソン)を訪ねると、彼はデイヴィッドが何者なのかを語り始めた。イライジャは骨形成不全症という難病であり、幾度もの入院経験の中で漫画の世界にのめり込み、そのストーリーから、この世は陰と陽のような対極の存在によって成り立っており、自分のような脆い肉体の対極には、必ず不滅の肉体の人間が存在するはずだとの確信に至ったという。そしてその弱き者を助けるために遣わされた救世主こそが、デイヴィッドだというのだ。デイヴィッドはイライジャを空想癖のある変人と決めつけるものの、思い当ることは多々あり、自分の存在に対する疑惑が膨らんでいった。息子のジョセフ(スペンサー・トリート・クラーク)は子供特有の第六感で父親の異変に気づき、ヒーローは死なないとの思いから父を銃で撃とうとまでする。そしてついにデイヴィッドは、ヒーローの使命に目覚め、暴漢に襲われているある家族を救出する。そのことで爽快な気持ちになったデイヴィッドはイライジャを訪ねるが、なんとイライジャは、不死身のヒーローを探すために次々とテロを起こし、多くの人間を死なせていたことが判明。デイヴィッドは衝撃を受けるのだった。

今日は映画何の日?

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