「荒野の群盗」のストーリー

1849年代カリフォルニアは、金鉱採掘の最盛期で、ムリエタ(ジェフリー・ハンター)と新妻ロジータ(サラ・レザナ)も新天地の新しい生活と成功を夢みてやって来た。そこで連邦保安官のラブ(アーサー・ケネディ)とも親しくなった。数日後、ついに金を発見して狂喜するムリエタの所へ、3人のならず者が来て、ムリエタを撲りロジータに暴行を加えて立ち去った。ロジータは死んだ。1年後、ムリエタはとばく師になり、3人の姿を求めていた。ある夜、例の3人と再会、彼はこれを射殺した。ラブが彼を殺人者として留置した。そこで彼はメキシコ人の悪漢スリー・フィンガーとクローディオに会った。ムリエタはケイト(ダイアナ・ロリース)という、親しかった食堂の美しい経営者の手伝いで2人の悪漢とともに脱獄した。ムリエタはスリー・フィンガーに代わってギャング団の首領になった。殺人犯と脱獄犯という悪名をきせられたムリエタは、次第にカリフォルニア中で暴れる盗賊団の首領として追われる身になった。子分も増え彼の名は西部に轟いた。ある日、スリー・フィンガーがケイトのニワトリを盗んできた。ムリエタは怒ったが、旅人に変装して食堂まで返しに行った。が、保安官に射たれて負傷、彼女の保護をうけた。夜中になって、彼はそっと妻の墓へ行った。そこにはラブが待ちかまえていて一度は逮捕されたが、もう殺戮はやらないと誓い、子分たちの所へ帰った。彼は発病した。彼の決意を知らない子分たちは、ムリエタに扮装し、強奪と殺害を続けていた。新聞はそれを大々的に報じた。回復したムリエタは子分たちの制止をふり切って自首をしに出かけた。主だった子分たちも彼に従った。が、それを知らずに待ち構えたラブの率いる警備隊の一斉射撃に、全滅したのだった。