「理想の結婚」のストーリー

1895年、ロンドンの社交界。独身貴族アーサー(ルパート・エヴェレット)は親友で政治家のロバート(ジェレミー・ノーザム)の妹メイベル(ミニー・ドライヴァー)との結婚に踏み切れないまま、優柔不断に日々をすごしていた。ロバートと聡明な妻ガートルード(ケイト・ブランシェット)は人も羨む理想的な夫婦。ところが、ウィーンの社交界の華となったチーヴリー夫人(ジュリアン・ムーア)が帰国して事態は急変。彼女はアーサーと婚約していたことがあるばかりか、今度はロバートに接近して過去の秘密をネタに彼を脅迫、自分が投資する運河建設計画に協力を求める。返事を渋るロバートに業を煮やしたチーヴリー夫人はガートルードにロバートの旧悪を暴露。ショックを受けたガートルードはロバートを追い出した。いっぽう、アーサーもチーヴリー夫人によって身の振り方の決断を迫られる。かくして二組の男女は様々な思いを胸に、“理想の結婚”をめぐり揺れ動くのだった。

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