「悪魔の毒々モンスター」のストーリー

ヘルスクラブに集まる若い男女。身体を鍛えた後、更衣室で愛を交わすカップルもいる。そんな現場をたまたま目撃した清掃係のさえない男メルヴィン(マーク・トーグル)。見られたカップルが怒って、不良仲間といっしょに、彼に仕返しを計画した。翌日、清掃中のメルヴィンのところにグラマー美人が近づいて、暗闇の中に彼を連れていった。そこで彼がキスした相手は、美女と入れ替ったメス犬だった。大恥をかいた彼はその場を逃げ出すが、家に帰る途中でドラムカンにつきあたり、中に入っていた有毒廃棄物を全身に浴びてしまった。身体中をヤケドしたまま家に帰った彼は、やがて、化学反応のために醜悪なモンスターと化してしまう。その後、街の暴力事件が次々と解決されてゆく。気弱だがやさしいメルヴィンに肉体的パワーが加わって、“正義のモンスター”(ミッチェル・コーエン)が誕生したのだ。ナゾのモンスターの出現で悪者が退治されていくニュースが毎日流れ、子供たちが彼をヒーローと崇めるようになる。そんなある日、兇悪強盗犯から救った盲目の美女サラ(アンドリー・マランダ)に恋するようになるメルヴィン。彼女もメルヴィンの強さとやさしさに魅了され、2人は恋に陥る。ヘルスクラブのワルどもにたっぷりと仕返しした後で、彼は1度だけ、クリーニング店のオバサンを殺してしまう。そこで悪徳市長らは、この時とばかりメルヴィンを殺す計画を立てるが、実はオバサンは裏でマフィアと関係しており、メルヴィンには罪がなかった。軍隊まで出動して、メルヴィンを追いつめようとする悪徳市長ら。がその市長らを滅ぼし、今や市民たちにも拍手される英雄となつたメルヴィンはめでたくサラと結ばれるのだった。