「人造人間ハカイダー」のストーリー

盗賊たちによって長い眠りから覚めたハカイダーは、バイク“ギルティ“を駆って、彼を生み彼を葬った支配者グルジェフへの復讐心だけを胸に、彼の住む要塞・元老院のあるジーザスタウンへと侵入していた。その頃、やはりグルジェフを狙ったテロ・グループが、街のあちこちで活動を行っていた。ハカイダーことリョウは偶然そんなグループの中心的人物でもあるカオルと知り合い、彼女から一緒にグルジェフを倒そうと誘われる。ところが、グループのアジトが当局に知られ、一斉攻撃を受けてしまう。かろうじてカオルだけは一命を取りとめたものの、仲間は全員死亡。リョウも行方知れずとなってしまった。途方に暮れるカオルは傷を負った体で市場をさまよい、そこでリョウと再会する。だが、カオルの傷は思ったより深く、リョウの胸でグルジェフを倒す夢を語りながら、いつの間にか眠るように息をひきとってしまうのだった。復讐に燃えたリョウは、グルジェフの元老院に潜入。彼の忠実なる僕・ミカエルと死闘を繰り広げる。ミカエルに勝利したリョウはその標的をグルジェフに移し、彼の息の根も止めるのであった。