「アルスラーン戦記」のストーリー

大陸の東西公路の要所として巨額の富と華麗な文化を誇り、巨大な勢力を持つパルス王国が西方の蛮族ルシタニアの侵攻を受けた。時の国王アンドラゴラス三世率いる大軍は、強力な兵力で他を寄せ付けなかったが、万騎長カーラーンの裏切りによって一日で壊滅。王都は炎上し、ルシタニア軍の足音が高らかに響き渡った。アンドラゴラスは不気味な銀仮面の男に捕らえられ、国王を守ろうとした大将軍ヴァフリーズは殺されてしまう。難を逃れた王太子アルスラーンは、忠誠のもとに集まった強者たちダリューン、ナルサス、ギーヴ、ファランギース、エラムら五人の協力を得て、王国復興のために立ち上がった。カーラーンの騎馬隊はアルスラーンをおびき寄せるため、村を襲い焼き払おうとエクバターナを出発していた。そんなカーラーンの企みを防ごうとするアルスラーンに襲い掛かってくる多数の兵士。そして、アルスラーンに加勢するファランギースとキーヴ。また、そのすきに逃げ出そうとするカーラーンを追うダリューン。しかし、味方の兵士が自分を捨てて逃げた事を知ったカーラーンは「正統な血筋を受け継ぐのはアルスラーンにあらず」という不気味な言葉を残して谷底に飛び降りてしまう。そのころ、エクバターナ郊外にある薄暗い地下牢に閉じ込められていたアンドラゴラスの前で銀仮面の男は、その仮面をはずし、その正体を見せる。それはパルスの先王オスロエスの息子ヒルメスだった。そして、そうとは知らないアルスラーンたちはパルス再興を願い、長い旅へとたつのだった。

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