「ボクの女に手を出すな」のストーリー

六本木のアパートに住む黒田ひとみは天涯孤独の少女。彼女は一通りのワルをやってきたが、今ではスーパーに勤めるカタギとなっていた。だがある日、お客とモメてスーパーをクビになる。おまけに家賃滞納でアパートも追いだされる寸前だった。一計を案じたひとみは、妹のように可愛がっている高校生の美知子を従えて、クビになったスーパーへ高級酒を盗みに行く。だが、失敗し津山刑事に追われた彼女は、通りがかりの若い弁護士、加島に救われる。そして、彼の紹介で信州の大富豪、米倉家の進の家庭教師をすることになった。進は手のつけられない我侭っ子だが、徐徐にひとみと心を通わしていく。米倉家は進の腹違いの姉、妙子が采配を振っていた。ある日、ひとみは田舎道で美知子のボーイフレンド、佑介と徹に出会い、進と共に彼らの泊まっているペンションに遊びに行く。佑介は進を誘拐しに来たのだと告げ、ひとみに仲間入りを勧めた。彼らのボスは白木という不気味な男、ひとみは勇気をふるって進と脱出した。翌朝、ひとみはワゴン車と共に黒焦げの死体となった佑介と徹を見た。そして、白木の執拗な追跡をかわして東京へ戻り、美知子の実家を訪ねた。妙子に連絡をした彼女は、翌日、約束した神宮絵画館前に進と美知子と出かけた。だが、白木が現われて襲いかかって来た。やっとの思いで白木を振りきったひとみに、美知子は妙子が怪しいと告げる。そして、進名儀の預金が銀行に50億円あることを知った。加島のもとを訪ねたひとみは、そのことを告げた。加島は米倉家の別荘のある無礪島に行くように勧める。その頃、津山もひとみを追っていた。島に行く船に乗る寸前、白木が出現するが、ひとみは彼を海に沈めるのに成功。翌朝、島の近くに停泊中のヨットを発見、乗っていたのは妙子だった。妙子はひとみを殺害しようとするが、誤って死んでしまう。島では加島が待っていた。これから二人でやっていこうと抱き合う加島とひとみ。そこに白木が現われ、加島に「乗りかえたのか」と挑んでいく。激しい闘いの後、加島は刺され、白木は船上から津山の射った弾に倒れた。ひとみは放心状態のまま、進や津山と島を去って行く。

今日は映画何の日?

注目記事