「香も高きケンタッキー」のストーリー

ケンタッキー州ウッドローンの町に住むロージャー・ボーモンは賭博癖がある上、2度目の妻を迎えたので娘のヴァージニアは淋しく暮していた。調馬師のマイク・ドノヴァンが優しくしてくれるのが頼みで愛馬ヴァージニアス・フィーチュア号の生長を楽しんだ。ロージーは遂にポーカーで全財産を取られてしまって競馬だけが望みだった。しかしヴァージニアの未来号が脚を折って負けたのですべては終った。それのみかボーモンの妻はあらぬ男と道行した。マイクは馬を売ってヴァージニアの名義で貯金した。彼の息子ダニーは競馬の騎手になった。ダービーの競馬が近づいた時ダニーはヴァージニアの未来号の子馬コンフェデラシー号に乗ることになった。ボーモンは比の馬に娘の貯金全部を賭けた。素晴らしい競争の後、遂に勝った彼たちの喜びの杯を挙げた。