「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」のストーリー

中国、混乱の清朝末期。貧者救済と外国排斥をうたう白蓮教が広州に流布していた。だが、白蓮教は悪魔的なクン教祖(ション・シンシン)を崇める邪教の徒で、暴力による排外主義が街に恐怖を呼んでいた。漢方師で、高名な武道家である黄飛鴻(リー・リンチェイ)は、一番弟子の梁寛(マク・シウチン)、密かに想いを寄せ合う洋行帰りの同年代の叔母十三姨(ロサムンド・クァン)を伴い西洋医学の学会に招かれて広州へとやって来た。街に着いた一行は電報局を襲う白蓮教徒と遭遇するが、飛鴻の圧倒的な強さの前に、一団は逃げていった。翌日、学会に出席した飛鴻は、革命を志す若き医学者孫文(ジャン・ティエリン)と出会い、意気投合する。しかし再び教団の襲撃を受け、辛くも脱出した飛鴻と孫文は、再会を誓って別れた。翌日、教団はキリスト教小学校を襲い、現場に駆けつけた飛鴻たちは、教会の床下に隠れて難を逃れた二十数名の生徒たちを発見する。子供たちの保護を依頼するために、警察のラン提督(イェン・チータン)に面会した飛鴻だったが、政情不安のため、白蓮教徒を刺激することはできないと言う。一方、十三姨と梁寛は、イギリス領事館へ子供たちとともに避難していた。合流した飛鴻は、キリスト教小学校の教師であり、孫文の後援者でもある陸(ジョン・チャン)と出会い、孫文との再会も果たす。孫文と陸を捕らえるため、ラン提督は白蓮教徒を利用して、領事館を襲わせた。その騒ぎの中、提督が領事を殺害し、領事館内に乗り込んで来た。飛鴻は白蓮教団を倒すため教団の神殿に乗り込み、クン教祖を倒した。飛鴻、陸、十三姨、梁寛は香港行きの船着場で落ちあうが、革命派の人々の名を記した名簿が領事館の倉庫に残っていたため、皆引き返す。そこへラン提督が現れ、飛鴻らは激しい闘いの末勝利を収めるが、陸は命を落とした。陸が命がけで守った革命の旗を船上の孫文に届けた飛鴻は、出航していく船の上の孫文と十三姨を、梁寛とともに見送るのだった。

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