「黄金の賞品」のストーリー

ベルリンのイギリス占領地区で、ナチの隠匿した純金の板金が大量に発見され、アメリカ軍の軍曹ジョー・ローレンス(リチャード・ウィドマーク)とイギリス軍の軍曹ロジャー(ジョージ・コール)が護衛して、何度かに分けてロンドンへ空輸することになった。ジョーが司令部へ連絡に行ったとき、彼のジープが戦災孤児に盗まれた。ジョーが追って行くと、その少年は焼けビルに逃げこんだ。少年は12歳でコンラッドといい、他の孤児たちと一緒に生活していた。皆の世話をしているのはツァハマン博士と若い娘マリア(マイ・セッタリング)で、2人は、資金を作って孤児たちをブラジルへ連れて行きたいと考えていた。ジョーは非番を利用して訪れるうちマリアに愛情を抱くようになり、あるとき成金のハンスにいじめられている彼女を救い、南米行き資金をつくってやると約束した。そして、やはり金を欲しがっているロジャーと共謀して空輸金塊を1回分横領する計画し、ブライアン、ダン、ストラットン、ハメルを仲間に入れた。ロンドンへむけての飛行中ジョーたちは計画通り金塊を奪い、ロンドンの裏街にかくしたが、その間に飛行機が爆発し、搭乗していた飛行士は死んでしまった。ジョーは事件が以外に無惨な結果を起こしたのに苛責を感じ、マリアへ資金を渡してから自首しようと考えたが、金の横どりを狙うハメルと争いを起こし、ハメルは金塊とともに河へ落ちて死んでしまった。ジョーは軍事裁判に附せられ、空路ベルリンへ連行されたが、空港で彼は南米へ出発する博士、マリア、孤児たちに会った。多額のお金を有難うというマリアに、金を贈ったおぼえのないジョーは何と答えてよいかわからなかったが、傍らで、彼を連行して来たブラッケン少佐が笑っていた。

今日は映画何の日?

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