「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のストーリー

クラスキー(ジョー・ダレッサンドロ)とパドヴァン(ユーグ・ケステル)は、ゴミをトラックで運びながら町から町へと変転と移動する若者たちだ。人生に目的を持つわけでもなく、成りゆきにまかせてその日暮らしをしているという感じだ。そんな二人は仕事仲間というより夫婦といっていい程、息が合っていた。ある日、ガソリン・スタンドに寄った二人は、そこのスタンド・スナックで奇妙な女に出会った。始めは男の子と思ったくらいやせたショート・カットの無愛想な女ジョニー(ジェーン・バーキン)だ。彼女はケチでガスばかり発生する主人に反抗しながらも、仕方なくいつもハンバーガーを焼いている。クラスキーは、そんなジョニーに興味を持ち、この町にしばらく留まることに決めた。夜のダンス・パーティで、二人は踊り、感情が高まるのをお互いに感じる。ジョニーはその気になったのにクラスキーは、そのまま去ってしまった。実は彼はパドヴァンと肉体関係をもっており、女の子は愛せないのだ。それを知ったジョニーは、ショックを受けるが、でも必死でクラスキーに愛されようと努力した。二人がべッドを共にする夜は、ジョニーの苦痛の叫び声が響きわたる。一方、それまで女房面をしていたパドヴァンは、気が気でない。ジョニーが憎くてしょうがないのだ。そんな彼らを冷ややかに見つめるのは、白馬に乗って町から町ヘと流れ回っている不思議な若者(ジェラール・ドパルデュー)。結局、嫉妬からヒステリーを起こしたジョニーのもとを、クラスキーは去る。

今日は映画何の日?

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