50歳の小児性愛作家と14歳の少女。衝撃“事件”を映画化した「コンセント/同意」

 

50歳の小児性愛作家と14歳の少女の間に起きた“事件”を映画化した「コンセント/同意」が、今夏に全国順次公開される(3月の横浜フランス映画祭2024で先行上映され、ヴァネッサ・フィロ監督と主演のキム・イジュランが来日予定)。

 

 

2020年1月、ヴァネッサ・スプリンゴラの告発本『同意』がフランス中を騒然とさせる。そこには、芸術文化勲章まで受賞した作家ガブリエル・マツネフが、ヴァネッサを含む多数の少女と関係を持った小児性愛者でありながら、その行為すら文学として消費され、礼賛されてきた実態が綴られていた。同書を映画化した「コンセント/同意」は、本国で若者を中心にヒットを記録。

監督は「マイ・エンジェル」のヴァネッサ・フィロ。主人公ヴァネッサ役は映画初出演のキム・イジュランが務め、セザール賞女性新人賞にノミネートされた。見逃せない衝撃作だ。

 

 

Story
文学を愛する13歳のヴァネッサは、50歳の作家ガブリエル・マツネフと出会う。彼は自身の小児性愛嗜好を隠すことなくスキャンダラスな文学作品に仕立て上げ、既存の倫理への反逆者として時代の寵児となっていた。やがて14歳になったヴァネッサはマツネフと《同意》のうえで、歪な性的関係にのめり込む。それが人生に長く暗い影を落とすとも知らず……。

 

「コンセント/同意」

監督・脚本:ヴァネッサ・フィロ
脚本協力・原作:ヴァネッサ・スプリンゴラ(『同意』内山奈緒美:訳/中央公論新社刊)
脚本協力:フランソワ・フィロ
撮影:ギヨーム・シフマン
出演:キム・イジュラン、ジャン=ポール・ルーヴ、レティシア・カスタ、エロディ・ブシェーズ
2023年/フランス、ベルギー/フランス語/118分/原題:LE CONSENTEMENT/英題:CONSENT/R15+/配給:クロックワークス
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