鉄道運転士の花束

てつどううんてんしのはなたば TRAIN DRIVER'S DIARY
上映日
2019年8月17日

製作国
セルビア クロアチア

上映時間
85分

ジャンル
コメディ ドラマ

ここが見どころ

鉄道運転士を題材に“無実の殺人者”たちの悲哀と誇りをユーモラスに映し出すヒューマンドラマ。現役中に事故で28人を死なせてしまった定年間近の鉄道運転士イリヤ。その養子シーマは、家業を継ぐが、人殺しになりたくないという恐怖に怯える日々を送っていた。出演は「アンダーグラウンド」のラザル・リストフスキー、「サラエボの花」のミリャナ・カラノヴィッチ、「バーバリアンズ セルビアの若きまなざし」のヤスナ・デュリチッチ。監督・脚本は、カンヌ国際映画祭短編部門で審査員賞の受賞経験を持つベオグラード出身のミロシュ・ラドヴィッチ。
鉄道運転士を題材に“無実の殺人者”たちの悲哀と誇りをユーモラスに映し出すヒューマンドラマ。現役中に事故で28人を死なせてしまった定年間近の鉄道運転士イリヤ。その養子シーマは、家業を継ぐが、人殺しになりたくないという恐怖に怯える日々を送っていた。出演は「アンダーグラウンド」のラザル・リストフスキー、「サラエボの花」のミリャナ・カラノヴィッチ、「バーバリアンズ セルビアの若きまなざし」のヤスナ・デュリチッチ。監督・脚本は、カンヌ国際映画祭短編部門で審査員賞の受賞経験を持つベオグラード出身のミロシュ・ラドヴィッチ。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    畑中 佳樹

    鉄道運転士がのっけから不幸な列車事故で「俺は28人殺した」「俺は何人だ」と言い合うのでびっくりしてしまう。いくらなんでも多すぎないか。ところが監督の祖父はチャンピオンと呼ばれた運転士で、なぜなら17人という記録をもっているからだという。セルビアの鉄道文化がよほど荒っぽいのか、この死をめぐる微妙な感覚のズレが、この映画に独得の調子を与える。無残な轢死はそれはそれでむごたらしいが、なぜかクスッと笑ってもしまえる余白がどこかに取ってある。

  • 映画評論家

    石村 加奈

    冒頭の、60歳の鉄道運転士イリヤの怠惰な運転っぷり、6人のロマを轢き殺した事故の状況を語る淡々とした様子に意表をつかれる。生活のために仕事を止められないのは、セルビアも日本もおなじだが、それにしたって……。やがて汽車住宅での(魅力的!)イリヤ爺さんの静かな暮らしぶりや、鉄道事故で死んだ恋人の存在を知るうちに、養子シーマとのぎこちない関係性やタイトルの意味がわかってくると、俄然映画が味わい深くなってくる。イリヤの相棒、犬のロッコも大活躍で楽しい。

  • 映画評論家

    佐々木 誠

    「アンダーグラウンド」が私のフェイバリットの一本だからかもしれないが、60代になったリストフスキーの佇まい、まなざし、そしてカラノヴィッチとのやりとりだけで心動かされてしまった。そういう俳優、そういう映画も存在するのだ。セルビアの運転士たちは人を轢き殺してしまうことを前提で列車を走らせている、という嘘か本当かわからないような話だが、クストリッツァにも通じるアイロニックなセンスが全篇通して心地良く、彼らが奏でるその“リズム”に最後まで乗ってしまう。

「鉄道運転士の花束」のストーリー

60歳のイリヤ(ラザル・リストフスキー)は定年間近の鉄道運転士。だが長い現役期間中、事故で28名を死なせてしまったという不名誉な記録を持っていた。そんな彼には19歳になる養子シーマ(ペータル・コラッチ)がいる。イリヤに憧れるシーマは、鉄道運転士を志し訓練中。イリヤは息子に、事故は避けて通れないものだと折に触れて話すが、シーマは人殺しにはなりたくないという恐怖を日々抱き続けていた。一方、イリヤと心理カウンセラーのヤゴダ(ミリャナ・カラノヴィッチ)は、限りなく愛情に近い友情と信頼関係で結ばれているが、それは恋愛とは違ったもので一線を越えることはなかった。イリヤには決して記憶から消せない過去があったのだ……。やがて、運転士の業務についたシーマは、不安を抱き、汗をかき、夜も眠れなくなってくる。1週、2週、3週間と過ぎるが、シーマは無事故を続け、ついにはその緊張感に耐えられなくなる。そんなシーマを見かねたイリヤは自殺志願者の人々を探し出し、高層ビルや橋から飛び降りる代わりに電車に轢かれてほしいと交渉を続けるのだが……。

「鉄道運転士の花束」の写真

「鉄道運転士の花束」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「鉄道運転士の花束」のスペック

基本情報
ジャンル コメディ ドラマ
製作国 セルビア クロアチア
製作年 2016
公開年月日 2019年8月17日
上映時間 85分
配給 オンリー・ハーツ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト http://tetsudou.onlyhearts.co.jp/
コピーライト (C)ZILLION FILM (C)INTERFILM

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