- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案に、「怪しい彼女」のシム・ウンギョン×松坂桃李主演で映画化。政権が隠す権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を活写するサスペンス。共演は「今夜、ロマンス劇場で」の本田翼、「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」の岡山天音。監督は「デイアンドナイト」の藤井道人。
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映画専門家レビュー
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映画評論家
吉田伊知郎
日本語のニュアンスに欠けるシムの演技に最初は引っかかるが、韓国人の母を持ち米国育ちという設定が判明すると気にならなくなり、日本のアーパー女優では出せない理性的な存在感が際立つ。露骨にモデルの事件が分かるだけに、物語を拡散させずにシムと松坂に絞って緊迫感のある画面を維持し続けた演出が意外なまでに良く、ウエットなパートも巧みに処理している。クライマックスで一気に創作に舵を切るのが不満だが、こんな企画が見当たらない昨今の日本映画としては画期的な一作。
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映画評論家
上島春彦
これがモリカケ物のドキュメンタリー・ドラマではない、という点は前提としても、年金問題で国から「お前ら貧乏人は退職したらとっとと死にやがれ」と宣告された身としては、こうした政権告発映画には頑張ってもらいたい、と切に思う。腐敗した政権を生き延びさせているのは誰なのか。内閣情報調査室です、と言ってしまうとかえって間違いで、やっぱりそれはマスコミなんですよ。韓国映画「サニー」では普通の美少女だったシム・ウンギョンが気骨ある記者に扮して出色の出来である。
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映画評論家
上野昴志
シム・ウンギョンと松坂桃李、二人の主役が良くやっている。とくに最後、道路を隔てて顔を見合わせたときの両者の微妙に違う表情が、このあとの結末を宙吊りにして観客に課題を手渡す。ただ、韓国のポリティカル・サスペンス劇などに較べると、全体の緊迫感がやや不足だが、これは、たんに本作だけの問題というよりは、日本映画が、現実にはいくらでもネタはあるのに、こういう題材を避けてきた結果ではないか。田中哲司扮する松坂の上司の言動は、いまの内閣の本音そのままだ。
みんなのレビュー
「新聞記者(2019)」のストーリー
日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、アメリカで育った吉岡(シム・ウンギョン)は、ある思いを秘めて東都新聞の社会部記者として働いている。そんなある日、彼女のもとに大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。その真相を究明するため、早速、吉岡は調査を開始。一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は、「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、現政権に不都合なニュースをコントロールする現在の任務に葛藤していた。愛する妻(本田翼)の出産が迫るなか、杉原は尊敬する昔の上司・神崎(高橋和也)と久々に再会するが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう……。真実に迫ろうともがく女性記者と、“闇”の存在に気付き、選択を迫られる若手エリート官僚。そんなふたりの人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる……。
「新聞記者(2019)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2019年6月28日 |
上映時間 | 113分 |
製作会社 | 『新聞記者』フィルムパートナーズ(VAP=スターサンズ=KADOKAWA=朝日新聞社=イオンエンターテイメント)(製作幹事:VAP/制作プロダクション:The icon/制作:スターサンズ) |
配給 | スターサンズ=イオンエンターテイメント |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://shimbunkisha.jp/ |
コピーライト | (C)2019「新聞記者」フィルムパートナーズ |
「新聞記者(2019)」のみんなのレビュー
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/9
- 木梨憲武(1962)
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劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer
ライダーたちが時空を超えて戦いを繰り広げる特撮TV『仮面ライダージオウ』の劇場版。50年後に自分が世界を支配する魔王オーマジオウとなることを知った常磐ソウゴ。ついにその時がきたが、歴史の管理者クォーツァーが現れ、王誕生に隠された陰謀が明らかになる。奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐らレギュラー陣に加え、ダンス&ボーカルグループのDA PUMP、「旅猫リポート」の前野朋哉、「覚悟はいいかそこの女子。」の若林時英らがゲストキャストとして参加。同時上映は「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」。 -
いぬやしき
「GANTZ」の佐藤信介監督が、同作の原作者・奥浩哉の漫画を木梨憲武×佐藤健主演で実写化。謎の事故に巻き込まれ、超人的な能力を得た初老のサラリーマン犬屋敷壱郎と高校生・獅子神皓。犬屋敷は人を助けることに奔走する一方、獅子神は悪事に手を染めていき……。共演は「鋼の錬金術師」の本郷奏多、「リバーズ・エッジ」の二階堂ふみ、「グッモーエビアン!」の三吉彩花、「もういちど」の福崎那由他、「愚行録」の濱田マリ、「三度目の殺人」の斉藤由貴、「新宿スワン」シリーズの伊勢谷友介。脚本を「映画 ビリギャル」の橋本裕志、音楽を「チア・ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」のやまだ豊が務める。 - 千葉雄大(1989)
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
恋人がスマートフォンを落としたのを契機に過去を暴かれ命を狙われるミステリー「スマホを落としただけなのに」の続編。連続殺人事件から数ヶ月後、同じ現場から次々と若い女性の遺体が見つかり、刑事の加賀谷は先の事件で逮捕した浦野に捜査協力を依頼する。前作に引き続き「リング」の中田秀夫がメガホンを取り、刑事・加賀谷役の千葉雄大、連続殺人鬼・浦野役の成田凌が続投。謎の男から狙われる加賀谷の恋人・美乃里を乃木坂46の白石麻衣が演じる。 -
決算!忠臣蔵
大石内蔵助が残した決算書を元に、赤穂浪士の吉良邸討ち入りをお金の面から描いた山本博文の『「忠臣蔵」の決算書』を映画化。元禄14年、お家再興の望みを絶たれた赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助は、吉良邸討ち入りを計画。だが、その予算には上限があり……。出演は「泣くな赤鬼」の堤真一、「土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI」の岡村隆史。監督は「忍びの国」の中村義洋。
NEW今日命日の映画人 3/9
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