浮世はなれて

うきよはなれて
製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

イギリスの文豪アーノルド・ベネット作の小説を映画化したもので、「王国の鍵」 と同じくナナリー・ジョンソン脚色、ジョン・M・スタール監督になる映画である。主演は「3人の仲間」「ポルカの歌姫」のモンティ・ウーリーと「黄金の夢」に出演した英国の喜劇女優グレイシー・フィールズで、「謎の下宿人」の故レアード・クレガー、「心の旅路」のユーナ・オコナー、「荒野の決闘」のアラン・モーブレイ、「新妻はお医者さま」のメルヴィル・クーパー、「焔の女」のフランクリン・パングボーンらで、撮影は「謎の下宿人」のルシエン・バラードが指揮した。なお製作は脚色者のナナリー・ジョンソンである。

「浮世はなれて」のストーリー

現存のイギリス最高の画家ブライアム・ファールは、生来のはにかみ屋で、交際嫌 いなのと芸術製作上の好みから故国を遠く離れて、熱帯の島に25年間世捨て人のような生活をしていた。身の回りの世話は、ヘンリー・リークという召使が忠実にしてくれた。リークには故郷に妻と三人の息子があったが、彼はこのことを主人には内緒にしていた。ファールの画はリークがクライヴ・オクスフォードというロンドンの画商に送っていたが、ある時画商からの手紙でファールが子爵に列せられることになったから帰国してバッキンガム宮へ出頭するようにと伝えてきた。ファールはリークと共にいやいや帰国すると、ホテルに着くと共にリークが急死したので、死んだのをファールだということにしてしまった。そこで芸術家ファールとしてリークはウェストンスター寺院に葬られた。葬式の折リークになっているファールは、アリス・チャリスという小母さんと知合って、大いに意気投合し、ヘンリー・リークとしてアリスと結婚する。そしてプトニーにあるアリスの家に新居をいとなみ、幸福な一年を過ごした。ところがリーク夫人が訪ねてきたので、アリスは二重結婚でリークを訴えても、人のうわさになるばかりで訴訟費用が高いから損だ、しばらく黙っていれば円満に解決するからと言って追い返す。ところがアリスはリーク夫人にやるお金がない。ファールは屋根裏部屋に隠してある作品を売ろうという。額縁屋は安く買ってファールの作品をお得意の画商オクスフォードに転売する。それが更に収集家のヴェール夫人に高価に売られた。ところが夫人は「遺作」の中にファール生存中には存在しなかったバスの絵を見つけ、贋作だと言い出し、ついに告訴する。このためファールも裁判所に出頭し、本当のことを告白する。ところが頭の少し変なリーク夫人は、15年前に別れた夫の顔を覚えていないのでファールを夫のリークだと証言する。しかしファールの従弟ダンカン・ファールが証人として現われ、従兄ブライアムなら左の鎖骨のところに二つ黒アザがあるという。調べると正に黒アザが二つあった。そこでヴェール夫人は敗訴したが本物のファールの絵に満足し、アリスはファール夫人となった。そしてファール夫妻は熱帯の島にスイート・ホームをつくったのである。

「浮世はなれて」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「浮世はなれて」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1943
製作会社 二十世紀フォックス
レイティング

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 5/13

キャンディス・アッコラ(1987)

デッドガール(2008)

学生たちが、廃墟となった病院に裸のまま繋がれていたいくら嬲っても死なない女に、凌辱を加える猟奇的なスリラー。2008年トロント国際映画祭などの映画祭で上映され、あまりにも異常な狂気が物議を醸した。監督は「チャーリー 世界一かわいい犬と僕が伝えたいこと」(未)のマルセル・サーミエント。さえない学生を「赤ずきん」のシャイロー・フェルナンデスが、さえない学生が思いを寄せる女子を「オン・ザ・ドール」(未)のキャンディス・アッコラが、何をされても死なない女を本作が映画デビュー作となったジェニー・スペインが、女が死なないのをいいことに好き放題し次第に狂気に陥っていく友人を「LOOPER/ルーパー」のノア・セガンが演じる。
シオバン・ファロン(1961)

ホワッツ・イン・ザ・シェッド

「ブラッドナイト」のフランク・サバテラ監督によるホラー。スタンの家にある小屋から怪しげな声が聞こえてくるようになり、不審者を追い出そうと小屋の中に入った者が次々に八つ裂きに。友人のドマーは、これで嫌な奴らに仕返しができると言い出すが……。出演は「X-DAY 黙示録」のジェイ・ジェイ・ウォーレンほか。特集『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映。

ハウス・ジャック・ビルト

第71回カンヌ国際映画祭に出品され、過激な描写で物議を醸したラース・フォン・トリアーの問題作。1970年代のワシントン州。建築家を志す独身の技師ジャックは、ある出来事をきっかけに、アートを創作するかのように、殺人に没頭するようになる……。出演は「マイ・ライフ・メモリー」のマット・ディロン、「エレニの帰郷」のブルーノ・ガンツ、「ニンフォマニアック Vol.1」のユマ・サーマン。

NEW今日命日の映画人 5/13

ドリス・デイ(2019)

ニューヨークの大停電

クロード・マグニアの舞台劇を、この映画製作者で「マーメイド作戦」のエヴェレット・フリーマンと「ベン・ハー(1959)」のカール・タンバーグが脚色、「恐怖の蝋人形」のハイ・アヴァーバックが監督したコメディ。撮影は「レッド・リバーのガンマン」のエルスワース・フレデリックスのニューヨーク・ロケ、音楽は「卒業」のデーヴ・グルーシンが担当した。出演は「おしゃれスパイ危機連発」のドリス・デイ、「プレイラブ48章」のロバート・モース、「大進撃」のテリー・トーマス、「アルバレス・ケリー」のパトリック・オニールほか。製作は、脚本担当のエヴェレット・フリーマンとマーティン・メルチャー。

おしゃれスパイ危機連発

「独身アパート」のフランク・タシュリンとジェイ・ジェイソンが脚本を書き、タシュリンが監督したコメディ。撮影は「華麗なる激情」のレオン・シャムロイ、音楽は「飛べ! フェニックス」のフランク・デヴォールが担当した。出演は「ただいま熱愛中」のドリス・デイ、「ハワイ」のリチャード・ハリス、「ねえ!キスしてよ」のレイ・ウォルストン、「アパートの鍵貸します」のジャック・クラシェンほか。製作はアーロン・ローゼンバーグとマーティン・メルチャー。