マンゴーと赤い車椅子

まんごーとあかいくるまいす
上映日
2015年2月7日

製作国
日本

上映時間
93分

ジャンル
ドラマ
  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
+ 評価する

ここが見どころ

事故による脊髄損傷で歩けなくなってしまった女性が、周囲の人々に支えられながら、赤い車椅子を相棒に未来へ進み出そうと奮闘する姿を描くヒューマンドラマ。監督は「きつね」の仲倉重郎。出演は「奴隷区 僕と23人の奴隷」の秋元才加、「サクラサク」のNAOTO、「gift」の石井貴就、新人の吉岡里帆、「女たちの都 ワッゲンオッゲン」の杉田かおる。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    千浦僚

    観始めて、若者が下半身不随になるという設定が打ち出されたとき、セックスに関する話題が避けられないのではとまず思ったがスパッとそのことを扱い、それは良いと思った。自身のなかに不自由不随意な部分を抱えながらトータルには健康な成人女性であることの説得力が介助入浴場面の秋元才加の身体にあった。三田佳子とNAOTOは「どれだけ浮いた存在感か」勝負をするかに見えたがNAOTOは最終的に迫力を出して光った。車椅子使用者の姿や細部の描写に確かなものを感じる。

  • 映画評論家

    モルモット吉田

    ムダのない語り口で個人的体験をもとに普遍性を肉付けさせる仲倉重郎に、撮影所出身らしい技倆を感じる。リハビリに取り組む姿に主眼を置いた作りだけに、何故こうした事態を招いたかは軽く描くのみ。難病催涙映画とは一線を画した作りは魅力だが、秋元の好演を見るにつけ、男との不倫関係、事故の経緯に物語を求めたくなる。安易に映画を利用したものを見せられることも多いが、監督の思いを描く手段として映画で培われた技術が活用されるのは好ましい。車椅子を描く視点が光る。

  • 映画評論家

    北川れい子

    少年少女向けの童話でも連想させるカラフルなタイトルだが、アラマ、主人公は不倫相手に未練を残す手のかかる女、事故か、自殺未遂か、車椅子生活に――。主人公のキャラクターをキレイごとにしなかったのは、いまふうの女の〝リアル〟にこだわってのことなのだろうが、その作意が裏目に出て、何やら女性向きアダルト・コミックの車椅子版のよう。作者たちが車椅子生活者に一から寄り添って前向きなドラマを作ろうとした結果だとしても、この主人公では、付き合いきれない。

「マンゴーと赤い車椅子」のストーリー

都内の内科病院に勤務する看護師の宮園彩夏(秋元才加)は、23歳の誕生日に4階の自室から転落。幸い一命は取りとめたが、脊髄損傷で下半身の感覚を失ってしまう。入院生活を送る彩夏の精神状態は荒廃し、故郷の鹿児島県大隅半島から出てきた母・洋子(愛華みれ)や病院関係者に不満ばかりぶつけていた。そんな彩夏の心を解きほぐしたのは14歳の小川龍之介(石井貴就)、18歳の外崎千尋(吉岡里帆)ら同じ車椅子の仲間たち、そして同室の高柳マリア(杉田かおる)、野田幸子(松金よね子)とその夫・清一郎(ベンガル)であった。さらに大隅半島に暮らす祖母・勝子(三田佳子)とのメールのやり取りが、彩夏の心の支えとなっていた。父・政春(榎木孝明)が「彩夏はお袋と似とる」というように、彩夏と勝子には不思議な強い繋がりがあった。痴呆の進む勝子との奇妙で少し哀しいメールを通して、彩夏は次第に笑顔を取り戻していく。ある日、自分の車椅子をオーダーする時、彩夏は家族が育てている赤いマンゴーを思い出し、真っ赤な車椅子を選択する。彩夏が入院して数日後、恋人の後藤(森宮隆)がようやく見舞いに現れる。妻のいる後藤にとって彩夏との関係は不倫であった。妻との間に子供が出来たという後藤は彩夏に別れを告げ、彼女の元を去っていく。その夜、車道に身を投げ出そうとしていた彩夏を救ったのは、同じ車椅子の入院患者でロックミュージシャンの五十嵐翔太(NAOTO)であった。彩夏の車椅子を“赤い戦車”と名付ける五十嵐に前を向いて生きる事を教えられ、彩夏は吹っ切れたようにリハビリに励むのだった。そんな時、真っ赤なマンゴーを持って田舎から勝子が見舞いに訪れ、彩夏をさらに勇気づける。だが、翔太は脊髄損傷が進行しギターが弾けなくなっていく体の変化に戸惑うばかり。ある日、彩夏は翔太からバンドのラストライヴのチケットを貰う。ライヴ当日、彩夏は理学療法士の菊池(仁科貴)らの協力を得て病院を抜け出し、会場へ向かう。それは彩夏が車椅子生活になってから初めて経験する“外の世界”であった……。

「マンゴーと赤い車椅子」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「マンゴーと赤い車椅子」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2014
公開年月日 2015年2月7日
上映時間 93分
製作会社 『マンゴーと赤い車椅子』製作委員会(制作 レシピ=アイエス・フィールド)
配給 アイエス・フィールド(配給協力 アーク・フィルムズ)
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://akaikurumaisu.com/
コピーライト (C)2014 映画『マンゴーと赤い車椅子』製作委員会

「マンゴーと赤い車椅子」のみんなのレビュー

「マンゴーと赤い車椅子」の多彩なBlu-ray/DVD




映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 1/21

永田雅一(1906)

地獄門 デジタル復元版

第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第27回アカデミー賞最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞を受賞した大映の第一回天然色映画「地獄門」のデジタル復元版。撮影助手として本作に関わった森田富士郎氏の監修の元、オリジナル・ネガより三色分解したマスター・ポジなどを素材に当時の色彩を復元している。東京国立近代美術館・フィルムセンターと角川映画の共同事業。2011年5月2日NHK・BSプレミアムで放映。2012年4月28日、東京・京橋フィルムセンターにて特別上映。

日蓮

古代王朝から新興武士へと政権が移りつつあった承久四年(一二二二年)に生まれた日蓮の、言語を絶する迫害をはねのけての布教活動の生涯を描く。原作は川口松太郎、脚本監督は、「遺書 白い少女」の中村登、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当している。
神尾楓珠(1999)

親密な他人

彼女が好きなものは

浅原ナオトの小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』を映画化。ゲイであることを隠しながら高校生活を送る安藤純と、BL好きを隠しているクラスメイトの三浦紗枝。書店で鉢合わせたことから急接近する2人だったが、ある日、純は紗枝から告白され……。出演は「私がモテてどうすんだ」の神尾楓珠、「ジオラマボーイ・パノラマガール」の山田杏奈。監督は「にがくてあまい」の草野翔吾。

NEW今日命日の映画人 1/21

セシル・B・デミル(1959)

クレオパトラ(1934)

セシル・B・デミルが「新世紀」「恐怖の四人」に次いで監督製作した映画で、「喇叭は響く」「恐怖の四人」の脚色者バートレット・コーマックが史実に取材して組立てた物語で「路傍」「夜毎来る女」のヴィンセント・ローレンスと「坊やはお休み」「暴君ネロ(1932)」のウォルデマー・ヤングが共同脚色したもの。主役は「暴君ネロ(1932)」「或夜の出来事」のクローデット・コルベールが勤め、「一日だけの淑女」のウォーレン・ウィリアム、英国劇壇から招聘されたヘンリー・ウィルコクスンが共演するほか、「絢爛たる殺人」のガートルード・マイケル、「薫る河風」のジョセフ・シルドクラウト「クリスチナ女王」のアイアン・キース及びC・オーブリー・スミス、「妾は天使じゃない」のアーヴィング・ピチェル等が助演している。撮影は「生活の設計」「恋の凱歌」のヴィクター・ミルナーの担当である。

十戒(1957)

1923年、今回と同様セシル・B・デミルが監督した「十誡(1923)」の再映画化で、製作費1350万ドルを費やしたというスペクタクル宗教史劇、イーニアス・マッケンジー、ジェン・L・ラスキー・ジュニア、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランクの4人が脚本を書き、「胸に輝く星」のロイヤル・グリグスが撮影監督をつとめた。特殊撮影を受け持ったジョン・P・フルトンは1957年度アカデミー賞を受賞した。音楽は「最前線」のエルマー・バーンスタイン。主演は「三人のあらくれ者」のチャールトン・ヘストン、アン・バクスター、「追想」のユル・ブリンナー、「地獄の埠頭」のエドワード・G・ロビンソン、「勇者カイヤム」のデブラ・パジェット、そのほか「裸の天使」のジョン・デレク、「重役室」のニナ・フォック、「南部の反逆者」のイヴォンヌ・デ・カーロ、「放浪の王者(1956)」のサー・セドリック・ハードウィック、「サヨナラ」のマーサ・スコット。231分版もあり。

「マンゴーと赤い車椅子」を観ているあなたにおすすめの映画