ここが見どころ
ニューヨークのチャイナタウンを根城に勢力拡長をはかるチャイニーズ・マフィアの若きドンとこれを敵対視するニューヨーク市警刑事の死闘を描くアクション映画。製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督は「天国の門」のマイケル・チミノ。ロバート・デイリーの同名小説(日本未刊行)をオリヴァー・ストーンとマイケル・チミノが共同で脚本化。撮影はアレックス・トムソン、音楽はデイヴィッド・マンスフィールド、プロダクション・デザイナーはウォルフ・クレーガー、美術はヴィクトリア・ポール、編集はフランンワーズ・ボノが担当。出演はジョン・ローン、ミッキー・ロークほか。
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「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のストーリー
現代のニューヨーク、ダウンタウン。リトル・イタリーと隣接するチャイナタウンのレストランでチャイニーズ・マフィアのボスが暗殺された。盛大な葬儀の行列の中には若き幹部のジョン・タイ(ジョン・ローン)の姿もあった。その模様を必死に報じているのは、中国系アメリカ人の美人TVレポーター、トレーシー(アリアンヌ)だ。リトル・イタリーのマフィアの縄張りさえもおびやかしつつあるチャイニーズ・マフィアだが、内部では新旧対立による抗争がたえず、ボスの死も組織の近代化を目指す若手リーダージョイ・タイの謀略によるものだった。ニューヨーク市警の部長刑事スタンレイ・ホワイト(ミッキー・ローク)は、絶え間ないチャイナタウンの抗争のために送り込まれた敏腕刑事だが、組織そのものを壊滅しようとする一匹狼的なやり方はチャイナタウンの長老や市のおえら方の反発をくい、署内のバックアップも失って、孤立を深めていた。だがポーランド系米人の彼はヴェトナム戦争を通じて植えつけられた黄色人憎悪感から新しいボス、ジョン・タイとの対立をエスカレートさせていった。そんなある夜、トレーシーとスタンレイが食事をしているチャイナ・レストランを覆面の2人組が急襲し、機関銃で店内を一掃した。これはジョン・タイが反対派の長老を脅すために仕掛けたものだが、あやうく命を落としそうになったスタンレイとトレイシーはこの事件がきっかけで結ばれ、ジョン・タイとスタンレイの抗争は一段とエスカレートしていった。まず、スタンレイがジョン・タイのレストランに従業員として潜入させていた中国系の刑事が惨殺された。怒り狂ったスタンレイは店に乗り込み、ジョン・タイをぶちのめす。その時、チャイニーズ・ギャルがスタンレイに向って発砲した。さらに、スタンレイの別居中の妻コニー(キャロリン・カヴァ)が、ジョン・タイの手下に襲われ喉をナイフでかっ切られて即死、手下もその場でスタンレイに殺された。今やジョン・タイに対する怒りは私情に変わり、ついに麻薬取引き現場にあらわれたジョン・タイと対峙する。橋の上を逃げるジョン・タイが振り向きざまに撃った銃弾がスタンレイの右手をつらぬき、左手に持ちかえられたスタンレイの拳銃から発射された弾丸はジョン・タイの胸をぶちぬくのであった。
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1985 |
公開年月日 | 1986年2月8日 |
上映時間 | 134分 |
製作会社 | ディノ・デ・ラウレンティス作品 |
配給 | 松竹富士 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビー |
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