ダニー・ケイの天国と地獄

だにーけいのてんごくとじごく Wonder Man
上映日
1952年3月26日

製作国
アメリカ

上映時間
98分

ジャンル
コメディ

ここが見どころ

「虹を掴む男」「ヒット・パレード」の製作者サミュエル・ゴールドウィンが、同じくダニー・ケイを主演させる色彩音楽喜劇。アーサー・シークマンのオリジナル・ストーリーをジャック・ジェヴンとエディ・モランが潤色、これを「姫君と海賊」のドン・ハートマンとメルヴィル・シェイヴェルソンがフィリップ・ラップと協力脚色し、「アリゾナの決闘」のブルース・ハンバーストーンが監督。撮影は「姫君と海賊」のヴィクター・ミルナーとウィリアム・スナイダーの協同。ダニー・ケイ夫人シルヴィア・ファインが主題歌を作詞作曲している。1945年作品。ダニー・ケイは2役を演じ、前述2作のヴァージニア・メイオと共に、「踊る大紐育」のヴェラ・エレンが映画初出演。他に「夜も昼も」のドナルド・ウッズ、「虹の女王」のS・Z・サコール、「ダラス」のスティーヴ・コクランらが出演。

「ダニー・ケイの天国と地獄」のストーリー

ニューヨーク随一の寄席芸人バズィ・ブルー(ダニー・ケイ)は、恋人ミッジ(ヴェラ・エレン)をパートナーに人気をさらっていたが、ギャングのテン・グランド・ジャクスン(スティーヴ・コクラン)の犯した殺人事件を目撃したため検事局から呼び出しを受け、それを知ったジャクスンの手下は彼を楽屋で殺して、プロスペクト公演の池に投げ込んでしまった。さて紐育のある図書館に1日中篭って勉強を続けているエドウィン・ディングル(ダニー・ケイ2役)という青年は、ある夜彼を秘かに想っている図書館員エレン(ヴァージニア・メイオ)の家に呼ばれて食料品屋(S・Z・サコール)にサラダを買い出しに行ったところ、不可解な音楽に引き寄せられて夢遊病者のようにポロスペクト公演に出かけ、バズィの幽霊に出会った。彼ら2人は10年前に別れた双生児兄弟なのであった。バズィはエドウィンに身代わりになってくれと頼み、いやがるエドウィンに乗り移って、これでバズィは都合のいいときだけエドウィンの身体を占有できることになった。クラブでは、殺した筈のバズィが再び現われたのでジャクスン一味は大いに騒ぎもう一度殺し直す計画を立てた。ミッジはバズィと結婚する筈だったところ、恋人が突然ラチの明かない男になったので大憤慨。一方エドウィンはエレンの釈明しようとしたが彼女も怒って受け付けず、さらに検事局に出頭を命ぜられて証言を要求されても、肝心の時にバズィが現われないので答弁はシドロモドロになるばかり。ギャングたちは彼を追いかけはじめ食料品店へ追い詰められたエドウィンはやっと現われたバズィの幽霊からもおさらばされて、オペラ劇場に逃げ込んだ。ここで主役の衣装を失敬したため彼は舞台へ突き出されて歌わなければならなくなったが、折りよく客席に検事を見つけ、曲にこと寄せて危急を歌いまくったので、ギャング共は一掃された。エレンの誤解も説けて彼女と愛の生活を営む頃、エドウィンの性格も明るく一変した。

「ダニー・ケイの天国と地獄」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ダニー・ケイの天国と地獄」のスペック

基本情報
ジャンル コメディ
製作国 アメリカ
製作年 1945
公開年月日 1952年3月26日
上映時間 98分
製作会社 S・ゴールドウィン映画
配給 大映洋画部
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
音量 モノラル

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映画専門家レビュー

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NEW今日誕生日の映画人 1/21

永田雅一(1906)

地獄門 デジタル復元版

第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第27回アカデミー賞最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞を受賞した大映の第一回天然色映画「地獄門」のデジタル復元版。撮影助手として本作に関わった森田富士郎氏の監修の元、オリジナル・ネガより三色分解したマスター・ポジなどを素材に当時の色彩を復元している。東京国立近代美術館・フィルムセンターと角川映画の共同事業。2011年5月2日NHK・BSプレミアムで放映。2012年4月28日、東京・京橋フィルムセンターにて特別上映。

日蓮

古代王朝から新興武士へと政権が移りつつあった承久四年(一二二二年)に生まれた日蓮の、言語を絶する迫害をはねのけての布教活動の生涯を描く。原作は川口松太郎、脚本監督は、「遺書 白い少女」の中村登、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当している。
神尾楓珠(1999)

裏アカ

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015準グランプリを受賞した人間ドラマ。どこか満たされない真知子は、SNSの裏アカウントを作り際どい写真を投稿。思わぬ反響に快感を覚える中、フォロワーの一人ゆーとと一度限りの関係を持つが、彼に惹かれてしまい……。木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出といった監督のもとで助監督を務めてきた加藤卓哉が本作で監督デビュー。やり場のない気持ちを抱えSNSの裏アカウントにハマっていく伊藤真知子を「火口のふたり」の瀧内公美が、表の顔と裏の顔を使い分ける年下の男をドラマ『左ききのエレン』に主演した神尾楓珠が演じる。2020年6月12日より公開延期。

樹海村 じゅかいむら

NEW今日命日の映画人 1/21

セシル・B・デミル(1959)

クレオパトラ(1934)

セシル・B・デミルが「新世紀」「恐怖の四人」に次いで監督製作した映画で、「喇叭は響く」「恐怖の四人」の脚色者バートレット・コーマックが史実に取材して組立てた物語で「路傍」「夜毎来る女」のヴィンセント・ローレンスと「坊やはお休み」「暴君ネロ(1932)」のウォルデマー・ヤングが共同脚色したもの。主役は「暴君ネロ(1932)」「或夜の出来事」のクローデット・コルベールが勤め、「一日だけの淑女」のウォーレン・ウィリアム、英国劇壇から招聘されたヘンリー・ウィルコクスンが共演するほか、「絢爛たる殺人」のガートルード・マイケル、「薫る河風」のジョセフ・シルドクラウト「クリスチナ女王」のアイアン・キース及びC・オーブリー・スミス、「妾は天使じゃない」のアーヴィング・ピチェル等が助演している。撮影は「生活の設計」「恋の凱歌」のヴィクター・ミルナーの担当である。

十戒(1957)

1923年、今回と同様セシル・B・デミルが監督した「十誡(1923)」の再映画化で、製作費1350万ドルを費やしたというスペクタクル宗教史劇、イーニアス・マッケンジー、ジェン・L・ラスキー・ジュニア、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランクの4人が脚本を書き、「胸に輝く星」のロイヤル・グリグスが撮影監督をつとめた。特殊撮影を受け持ったジョン・P・フルトンは1957年度アカデミー賞を受賞した。音楽は「最前線」のエルマー・バーンスタイン。主演は「三人のあらくれ者」のチャールトン・ヘストン、アン・バクスター、「追想」のユル・ブリンナー、「地獄の埠頭」のエドワード・G・ロビンソン、「勇者カイヤム」のデブラ・パジェット、そのほか「裸の天使」のジョン・デレク、「重役室」のニナ・フォック、「南部の反逆者」のイヴォンヌ・デ・カーロ、「放浪の王者(1956)」のサー・セドリック・ハードウィック、「サヨナラ」のマーサ・スコット。231分版もあり。

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