重犯罪特捜班 ザ・セブン・アップス
じゅうはんざいとくそうはんざせぶんあっぷす The Seven-Ups
ここが見どころ
特殊犯罪のみを手がける非公式捜査班“ザ・セブン・アップス”の活躍を描く。製作総指揮はケネス・アット、バリー・ウェイツ、製作・監督は「ブリット」「フレンチ・コネクション」を製作したフィリップ・ダントニ、本職の刑事ソニー・グロッソーの体験をもとにアルバート・ルーベン、アレクサンダー・ジェイコブスが脚本化、撮影はアース・ファーラー、音楽はドン・エリス、共同製作・編集はジェリー・グリーンバーグが各々担当。出演はロイ・シャイダー、トニー・ロー・ビアンコ、ラリー・ヘインズ、ビクター・アーノルド、ジェリー・レオン、ケン・カーシバル、リチャード・リンチ、ビル・ヒックマン、ルー・ポーランなど。
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「重犯罪特捜班 ザ・セブン・アップス」のストーリー
マックス・ケイリッシュ(ラリー・ヘインズ)という高利貸のボスが、外出先からリバーデールの豪奢な邸宅に帰ってきたところを、警官に変装して街構えていた2人のギャング、ムーン(リチャード・リンチ)とボー(ビル・ヒックマン)に連れ去られた。2人はマックスの子分から身代金をせしめた。一方、ニューヨーク警察の中の、セブン・アップスという名で呼ばれる重犯罪特捜班がニューヨークの高利貸の大物たちの内情を調査した。隊長のバディ(ロイ・シャイダー)は捜査のために、しばしば幼友達のビトー(トニー・ロー・ビアンコ)に会った。ビトーはイタリア人地区で昔風の葬儀屋を営んでおり、その関係上土地のギャングたちと接触があるのでバディに必要な情報を提供してくれるのだ。その代償としてバディはビトーがときどき非合法埋葬をするのを黙認してやっている。マックス誘拐事件もビトーがバディから得た情報をムーンとボーに横流ししたために起こったものだった。そのバディが高利貸の中で誰よりも眼をつけているのは、保釈手続事務所を開業しているフェスタだ。ある日、張り込み中のセビン・アップスを出し抜くようにして、私服刑事に化けたムーンとボーがフェスタを誘拐した。困り果てたバディは、ビトーがフェスタの相棒の身内の者を埋葬することを知り、葬儀店の前の建物に部下のバリリ(ヴィクター・アーノルド)とともに陣取った。万全を機し、表にはミンゴー(ジェリー・レオン)とアンセル(ケン・カーシバル)が待機した。一方、葬儀店の内部ではマックスと、これもギャングの大物であるコルテロ(ルー・ポーラン)が、最近、警官をおぼしき手合に不法にゆさぶりをかけられていることを痛烈に非難していた。やがて、アンセルがギャングの1人に正体を見破られて葬儀屋の中に引きずり込まれ、車でとある車庫に連れ込まれてしまった。追跡したバディが瀕死のアンセルを発見するとムーンとボーは車で逃げだした。さらに、バディとバリリが追跡しようとしたが、バリリも射たれて負傷した。ニューヨークに戻ったバディは仲間の協力を得て、マックスの寝込みを襲い、彼の妻を人質にして、誘拐犯人を白状しろと脅し、泥を吐かせた。犠牲者の名は、バディがビトーに情報を求めたギャングのリストと一致した。ビトーはこのリストを利用していたのであった。バディは改めて、留置中のアンセルが殺された現場のガレージで働いていたトレダノが近く釈放されるが、眼をつけてくれとビトーに頼んだ。トレダノが釈放されると、バディを隊長とするセブン・アップスは彼の跡をつけ、ついにハドソン河の堤防に敷かれた線路沿いにあるギャングたちの隠れ家を発見した。バディがトレダノを捕らえて待ち構えていると、ムーンとボーが姿を現わした。激しい銃撃戦の末、2人は射殺された。事件が解決してから数日後、バディはビトーに会った。ビトーは警察に挙げられることを恐れていたが、バディは、ビトーが裏切ったことをギャングたちが知ったであろうし、たとえ知らなくてもいずれは知れわたるだろうと言い残して立ち去った。バディの顔には友に裏切られた悲しみと疲労が色濃く浮かんでいた。
「重犯罪特捜班 ザ・セブン・アップス」のスペック
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映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。