シルクウッド

しるくうっど
上映日
1985年7月26日

製作国
アメリカ

上映時間
131分

ジャンル
社会派

ここが見どころ

プルトニウム工業で汚染し、謎の交通事故死を遂げたカレン・シルクウッド事件に材を取った社会派映画。製作はマイク・ニコルズとマイケル・ハウズマン、エグゼクティヴ・プロデューサーはバズ・ハリスとラリー・キャノン、監督は「イルカの日」のマイク・ニコルズ、脚本はノラ・エフロンとアリス・アーレン、撮影はミロスラフ・オンドリチェク、音楽はジョルジュ・ドルリュー、美術はリチャード・ジェームズが担当。出演はメリル・ストリープ、シェール。

「シルクウッド」のストーリー

カレン・シルクウッド(メリル・ストリープ)は28歳。ボーイフレンドのドルー(力ート・ラッセル)、レスビアン相手のドリー(シェール)と一緒に住んでいた。3人の働くカーマギー社のプルトニウム工場はオクラホマ郊外のクレッセントから10キロほどのところにありカレンはそこでプルトニウムと酸化ウラニウムを混合させ、燃料粒剤を作る機械に送り込む仕事をしていた。カレンには学生時代に駆け落ちしたピートとの間に3人の子供があり、月に一度会社を休んで子供たちに会うことになっていた。彼女が休みをとったその日、工場が放射洩れのため閉鎖された。会社側は、休みが取りたいがためのカレンの仕業だという噂を流した。ある日、カレン自身が放射能探知機に感知された。この日からカレンの様子が変わり始めた。原始力委員会のパンフレットを読み、上司の前でもプルトニウムの危険を口にする。生産向上だけを目ざす会社側にとって彼女こそが危険分子だった。案の定カレンは金属組織部へ部署換えになった。が、ここで彼女は会社の不正を発見したのである。何とそこでは、規格検査のための燃料ピン切断面の撮影ネガをマジックで修正していたのだ。これが増硝原子炉に使われれば州全体が吹っ飛ぶ破壊的事故にもなりかねない。折りしも会社側の要請で組合解散の賛否を問う投票が行なわれようとしていた。組合擁護のための活動委員に立候補したカレンはワシントンの原子力委員会本部へ飛び、会社側の不正を報告した。事を重くみた本部のポール(ロン・シルヴァー)は証拠書類を手に入れ、ニューヨーク・タイムズの記者に会うようにとカレンを説得した。カレンが工場に行くとまたもや探知器が鳴り響いた。彼女の家が徹底的に検査され、あらゆる物が汚染物として運び出された。カレン、ドルー、ドリーの3人はロス・アラモスの専門病院で精密検査を受けることになった。カレンの体内からは6Ncのプルトニウムが検出された。許容量ではあるが、保証はない。クレッセントに帰る早早、カレンはドルーが止めるのも聞かず工場へ出かけて行った。組合の会議のあと、ニューヨーク・タイムズの記者に証拠書類を渡すことになっていたのだ。待ち合わせ場所へ急ぐカレンの愛車ホンダ・シビックが後から来た車に追撃され、シビックは大破した。事故か他殺か。シビックからは証拠書類は発見されなかった。

「シルクウッド」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「シルクウッド」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 アメリカ
製作年 1983
公開年月日 1985年7月26日
上映時間 131分
製作会社 ABCモーション・ピクチャーズ作品
配給 ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

「シルクウッド」のみんなのレビュー

「シルクウッド」のレビューを書く

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 1/20

デイヴィッド・リンチ(1946)

ようこそ映画音響の世界へ

ハリウッドの映画音響に焦点をあてたドキュメンタリー。その進化において大きな偉業を残した「市民ケーン」「鳥」「ゴッドファーザー」などの名作から映画音響の歴史を紹介。さらに、スペシャリストたちと共に“音”が映画にもたらす効果と重要性に迫っていく。出演は「地獄の黙示録」のウォルター・マーチ、「スター・ウォーズ」のベン・バート、「ジュラシック・パーク」のゲイリー・ライドストローム。

デニス・ホッパー/狂気の旅路

個性派俳優でありアメリカン・ニューシネマを代表する「イージー・ライダー」を監督、アーティストとしての顔も持つハリウッドの反逆児デニス・ホッパーの半生を追うドキュメンタリー。関係者の証言や未公開映像を交え、その足跡と映画史における役割を辿る。デニス・ホッパーの大ファンだったニック・エベリング監督が、1970年代初頭から約40年にわたりホッパーの右腕だったサティヤ・デ・ラ・マニトウをはじめ家族や友人・知人らによる数々の証言や、自ら集めた未公開映像をもとに構成。
エヴァン・ピーターズ(1987)

ボーダーライン:ソマリア・ウォー

海賊が蔓延るソマリアで現地取材を行ったジャーナリスト、ジェイ・バハダーの手記を映画化。2008年。伝説のジャーナリスト、シーモアの影響を受けたジェイは、ソマリアの現地取材に向かう。危険な取材の中、使命感を芽生えさせてゆくジェイだったが……。出演は「X-MEN:ダーク・フェニックス」のエヴァン・ピーターズ、「キャプテン・フィリップス」のバーカッド・アブディ、「ワーキング・ガール」のメラニー・グリフィス、「ゴッドファーザー」のアル・パチーノ。

X-MEN:ダーク・フェニックス

特殊能力を持つミュータントたちの活躍を描いた人気シリーズ「X-MEN」第7弾。X-MENの一員であるジーン・グレイが宇宙で事故に遭遇。これによりダークサイドが覚醒し、世界を滅ぼすほどの強大なパワーを持つダーク・フェニックスに変貌する……。出演は前作「X-MEN:アポカリプス」に引き続きジーン・グレイを演じるソフィー・ターナー、「ミスター・ガラス」のジェームズ・マカヴォイ、「エイリアン:コヴェナント」のマイケル・ファスベンダー。「X-MEN:アポカリプス」の脚本を担当するなど、長年にわたってシリーズに携わってきたサイモン・キンバーグが、長編映画初監督を務める。

NEW今日命日の映画人 1/20

オードリー・ヘップバーン(1993)

マイヤーリング

1957年にテレビ番組『プロデューサーズ・ショーケース』の1本として1度だけ全米生放送された作品。以後、目にする機会はなかったが、当時の技術“キネスコープ”で録画されたマスターを復元し、劇場公開が実現した。オードリー・ヘプバーン(「ローマの休日」)とメル・ファーラー(「戦争と平和」)の夫婦共演も話題に。

ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューマスター版

アメリカン・フィルム・インスティテュートが2000年に発表した“アメリカが生んだ最も素晴らしいラブストーリー ベスト100”の第4位に選ばれた恋愛映画。製作から50周年を迎え、“デジタル・ニューマスター版”として再び公開された。この映画によって、主演のオードリー・ヘプバーンは無名の女優からハリウッド・スターとなった。なお脚本は、当時の赤狩りでハリウッドから締め出されていたダルトン・トランボが、友人のイアン・マクラレン・ハンター名義で初稿を執筆、これにハンターが手を加えたものを、さらにジョン・ダイトンが改稿するかたちで決定稿に至った。初公開時はトランボの名前は伏せられていたが、のちに当時の事情が明らかになり、デジタル・ニューマスター版には新たにトランボの名がクレジットされている。

「シルクウッド」を観ているあなたにおすすめの映画