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エドガー・ウォーレス作の探偵小説の映画化で、ユージーン・ソロウとピーター・ミルンが共同脚色し、「女囚の意気地」のハワード・ブレザートンが監督に当り、「相寄る魂」のアーサー・タッドが撮影している。主演者は「世界は還る」「ケンネル殺人事件」のメアリー・アスター、「ドクターX」「南風の恋歌」のライル・タルボット、「猫眼石怪事件」「五十六番街の家」のジョン・ハリデイ及びフランク・マクヒューで、ロバート・バラット、アーヴィング・ピチェル、ジョージ・E・ストーン等が助演している。
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「殺人鬼と光線」のストーリー
モーガン療養所長レドメイン博士は入院中の精神病者を毒殺したとの嫌疑で公判を受ける。博士は老齢不治の精神病者は寧る医師の手で死なせてやる方が人道的であるとの所信を述べる。所長次席のグッドマン博士、弁護士バーク、博士の許嫁オルガの三人は相談の上、レドメイン博士は精神に異状ありと申立てて入院させ、再審を申請するが、それは却下される。レドメイン博士は強力なレントゲン線を照射すると骨格だけしか見えなくなる薬の発明を完成しかけていたが、博士の起訴後はグッドマン博士が代り遂に完成する。レドメイン博士は精神病でもないのに永らく精神病院に幽閉される苦痛に堪え兼ねて暴風雨の一夜脱走する。其夜診療所では博士の姿を認めたと言って大騒ぎとなり、警官も駈けつけて捜したが見つからない。所が博士に不利な証言をした一療養所員が殺され、引続き弁護士バークも死体となって発見され、一様に「殺人鬼」と署名した死の宣告状が被害者のポケットから現われる。そこで犯人はレドメイン博士に相違ないと推定され、療養所構内に潜伏しているものとの見込みで捜索が続けられる。新聞記者のジョーが実験室をしらべていると、骸骨が動いたので気を利かして傍らのレントゲン線放射機のスイッチを切る。すると動いた骸骨こそは失踪中のレドメイン博士であった。警官は即座に博士を逮捕する。その時階上のグッドマン博士の部屋で数発の銃声が轟いたので一同が駈けつけて見るとグッドマンは負傷して居り、博士の助手ラインハルトは射殺されて居た。グッドマンはレドメイン博士が来て自分と助手を射ったのだと言うが、警官はレドメイン博士は階下に居ることを知っているので有無を言わさずグッドマンを捕縛する。グッドマンは新式レントゲン装置発明の功とレドメイン博士の許嫁オルガを己が手に入れようとの野望から、手先を使って患者を毒殺させてその罪をレドメイン博士に転嫁し、次で博士の精神病院脱走を奇貨とし、その手先を殺したのであった。かくて世間を騒がせた怪事作も漸く解決した。
「殺人鬼と光線」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1934 |
製作会社 | ファースト・ナショナル映画 |
レイティング |
「殺人鬼と光線」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。