空中大脱走

くうちゅうだいだっそう
上映日
1973年2月10日

製作国
アメリカ

ジャンル
戦争 アクション

ここが見どころ

第2次世界大戦、連合軍対ドイツ軍の攻防が一段と激しさを増しつつあったとき、アルプスを背に断崖に守られたドイツ軍収容所からの大脱走を描いた戦争アクション。製作はハーブ・ベネット、監督はフィリップ・リーコック、原作・脚本はデイヴィッド・キッド、撮影はジャック・マータ、音楽はデイヴィッド・ローズが各々担当。出演はダグ・マクルーア、ルネ・オーベルジョヌア、リチャード・ベースハート、チャック・コナーズなど。

「空中大脱走」のストーリー

1943年、大戦の最中、O・S・S(米国戦略事務局)仕官ハリー(ダグ・マクルーア)は重大な任務を背負っていた。それは、飛行士として身分を偽っている核物理学者ホールデン・ブレビッグ(ルネ・オーベルシュヌア)の本当の身分を、ドイツ・ゲシュタポに知られる前に、ナチス収容所から救いだし、国外に逃亡させることだった。彼はブレビッグをヘルムシャーベンの収容所で見つけ、連合軍の空襲の最中にまんまと救出し作戦は成功したかに見えたが、国外逃亡の試みはドイツ軍の厚い壁にはばまれ、再び、絶対に脱出不可能といわれるベックスタットの収容所にぶち込まれてしまう。それはまぎれもない“砦”だ。スイス国境から16キロしか離れていないが、高い断崖にそびえ立つ、厚い壁のこの収容所は、指揮官シラー(リチャード・ベースハート)の監視のもと、頑強さをほこっていた。さらに捕虜のボス、モーガン陸軍大佐(チャック・コナーズ)も1眼見たときからハリーを嫌った。彼は、捕虜の1人、ファーカスが収容所の壁からあげていた“紙だこ”から、脱出計画の大きなヒントを得た。吹き上げる谷からの風を発見したのだ。ハリーは、収容所の図書室に入りびたりのエンジニア、フィッツジェラルドの助けを得て、屋根裏部屋で2人乗りのグライダー脱出計画を実行に移した。この計画は、トンネル掘りで脱出しようとするモーガン以外の多くの捕虜たちの助けを得、針金、くぎ、テーブルといった製作部品が方々から集まってきて着々と進んだ。だが捕虜たちの気運が高まるにつれシラーは疑いを持つようになり、ハリーに脱走計画の暴露を迫った。ハリーは重大な任務を重い、心ならずもモーガンのトンネル計画を密告し、時間を稼いだ。モーガンは独房にぶち込まれたが、その間、計画は完成まであと1歩というところまで進んだ。数週間後、独房から釈放されたモーガンはハリーに殴りかかった。ハリーは真相をあかすべきときがきたと感じ、自分の任務の全てを語った。そのとき、グライダーの作業所にゲシュタポがやってきた。脱出するなら今以外にチャンスはない。だが、おもりに使っていた風呂おけがずりおちて、ハリーは下じきになってしまった。作業は秒をあらそっている。ハリーは、モーガンにブレビッグを安全に脱出させてくれるよう頼んだ。ドイツ兵が部屋にとび込んできて、彼らを捕まえようとする。その瞬間、つなは切られ、グライダーは歓喜する囚人たちの見守るなかをモーガンとブレビッグを乗せてスイスへの飛行を開始していた。

「空中大脱走」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「空中大脱走」のスペック

基本情報
ジャンル 戦争 アクション
製作国 アメリカ
製作年 1972
公開年月日 1973年2月10日
製作会社 ユニヴァーサル映画作品
配給 ユニヴァーサル=CIC
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード

「空中大脱走」のみんなのレビュー

「空中大脱走」のレビューを書く

「空中大脱走」の多彩なBlu-ray/DVD


映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 1/21

永田雅一(1906)

地獄門 デジタル復元版

第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第27回アカデミー賞最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞を受賞した大映の第一回天然色映画「地獄門」のデジタル復元版。撮影助手として本作に関わった森田富士郎氏の監修の元、オリジナル・ネガより三色分解したマスター・ポジなどを素材に当時の色彩を復元している。東京国立近代美術館・フィルムセンターと角川映画の共同事業。2011年5月2日NHK・BSプレミアムで放映。2012年4月28日、東京・京橋フィルムセンターにて特別上映。

日蓮

古代王朝から新興武士へと政権が移りつつあった承久四年(一二二二年)に生まれた日蓮の、言語を絶する迫害をはねのけての布教活動の生涯を描く。原作は川口松太郎、脚本監督は、「遺書 白い少女」の中村登、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当している。
神尾楓珠(1999)

裏アカ

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015準グランプリを受賞した人間ドラマ。どこか満たされない真知子は、SNSの裏アカウントを作り際どい写真を投稿。思わぬ反響に快感を覚える中、フォロワーの一人ゆーとと一度限りの関係を持つが、彼に惹かれてしまい……。木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出といった監督のもとで助監督を務めてきた加藤卓哉が本作で監督デビュー。やり場のない気持ちを抱えSNSの裏アカウントにハマっていく伊藤真知子を「火口のふたり」の瀧内公美が、表の顔と裏の顔を使い分ける年下の男をドラマ『左ききのエレン』に主演した神尾楓珠が演じる。2020年6月12日より公開延期。

樹海村 じゅかいむら

NEW今日命日の映画人 1/21

セシル・B・デミル(1959)

クレオパトラ(1934)

セシル・B・デミルが「新世紀」「恐怖の四人」に次いで監督製作した映画で、「喇叭は響く」「恐怖の四人」の脚色者バートレット・コーマックが史実に取材して組立てた物語で「路傍」「夜毎来る女」のヴィンセント・ローレンスと「坊やはお休み」「暴君ネロ(1932)」のウォルデマー・ヤングが共同脚色したもの。主役は「暴君ネロ(1932)」「或夜の出来事」のクローデット・コルベールが勤め、「一日だけの淑女」のウォーレン・ウィリアム、英国劇壇から招聘されたヘンリー・ウィルコクスンが共演するほか、「絢爛たる殺人」のガートルード・マイケル、「薫る河風」のジョセフ・シルドクラウト「クリスチナ女王」のアイアン・キース及びC・オーブリー・スミス、「妾は天使じゃない」のアーヴィング・ピチェル等が助演している。撮影は「生活の設計」「恋の凱歌」のヴィクター・ミルナーの担当である。

十戒(1957)

1923年、今回と同様セシル・B・デミルが監督した「十誡(1923)」の再映画化で、製作費1350万ドルを費やしたというスペクタクル宗教史劇、イーニアス・マッケンジー、ジェン・L・ラスキー・ジュニア、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランクの4人が脚本を書き、「胸に輝く星」のロイヤル・グリグスが撮影監督をつとめた。特殊撮影を受け持ったジョン・P・フルトンは1957年度アカデミー賞を受賞した。音楽は「最前線」のエルマー・バーンスタイン。主演は「三人のあらくれ者」のチャールトン・ヘストン、アン・バクスター、「追想」のユル・ブリンナー、「地獄の埠頭」のエドワード・G・ロビンソン、「勇者カイヤム」のデブラ・パジェット、そのほか「裸の天使」のジョン・デレク、「重役室」のニナ・フォック、「南部の反逆者」のイヴォンヌ・デ・カーロ、「放浪の王者(1956)」のサー・セドリック・ハードウィック、「サヨナラ」のマーサ・スコット。231分版もあり。