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「恋の走馬燈」に次ぐコリーン・ムーア嬢主演映画でキャサリン・ブラッシュ女史作の物語を「彼の捕へし女」「躍る青春」のケイリー・ウィルソン氏が脚色し「恋の走馬燈」「乙女よ純なれ」のウィリアム・A・サイター氏が監督したものである。助演者は「サラアと其の子」「摩天楼の巨人」のフレドリック・マーチ氏、米国劇壇の新進俳優レイモンド・ハケット氏、「追放の女」「蛮婚崇拝」のヴァージニア・リー・コービン嬢、ミッキー・ベネット君、エドワード・マーティンデル氏、ムーア嬢令弟クリーヴ・ムーア氏等で、キャメラは最近のムーア嬢主演映画の全部をクランクしたシド・ヒコックス氏とヘンリー・フロイリッヒ氏とが共同担当している。ムーア嬢の唄を含む全伴奏のサウンド映画。
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「君知るやわが悩み」のストーリー
ニューヨーク・ブロードウェイで大評判のレヴュー「1930年の罪悪」に主演しているフィフィ・ドオレイはパリ風の奔放な藝とフランス訛の愛嬌ある唄とで人気を湧かしているが、彼女は事実はアイルランド種のヤンキー娘で稼業に似合わず生真面目で堅儀であった。彼女はコーラス・ガール時代からジミー・ウィレットと恋仲であったが、ジミーが定職を持たず賭好きの遊び人であるために彼女は彼と結婚を承知しない。百万長者のグレゴリー・パインはフィフィの舞台姿に魅せられて度々晩餐を共にすることを申込んだが、フィフィは彼を気紛れな金持の漁色家と思って断然拒絶し続けた。パインは止むなく同じ劇場に出ている女優クレーア・フロイドに頼んで計略を以てフィフィと料理店で会わせて貰ったが、意地っ張りのフィフィは矢張りパインを振ったのである。パインはフィフィの歓心を買うために今度はジミーを自分の会社に雇うことにした。ジミーはフィフィがパインに就職を依頼したものと誤解して電話で彼女に嫌味な御詫を並べた。其夜フィフィは何気なく又もやパインに酷い意地悪な仕打ちをした。翌日ジミーはフィフィを訪れてパインに一杯食わされたと告げた。其朝ジミーが会計掛の部屋に一人で居た時強盗に襲われたが、会計主任はジミーをその共犯として告訴したというのである。フィフィは前夜パインに意地悪をしたので其の返報にジミーが罪に陥れられたものと誤解してパイン邸に告訴を取上げて貰いに赴いた。パインは事件に就いては何も知らなかったがフィフィに詰問されて調べてみると、強盗はジョー・ウォーカーという男でジミーがその共犯である事は明白となったが、パインはフィフィのために告訴を取下げてやった。其朝ジミーと結婚式を挙げたばかりだったフィフィは失望してジミーを追出し離婚の手続きをして一人淋しく、華やかなレヴューの舞台へと急ぐのであった。
「君知るやわが悩み」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1929 |
製作会社 | ファースト・ナショナル映画 |
配給 | W・B・F・N社輸入 |
レイティング |
「君知るやわが悩み」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。