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1931年3月ニューファウンドランド付近の海上で遭難行方不明となれるヴァリック・フリッセルの撮影したフィルムを基にして作成された劇映画で、ストーリーはフリッセル自身の遺筆にトイ・P・ゲイツが手を加え、「ボルネオの東」のジョージ・メルフォードが監督し、モーリス・ケラーマン、アルフレッド・ガンドルフィ、E・A・ペンロッドの3人が撮影した。主なる出演者は「タッチダウン」「名門芸術」のチャールス・ハンティントン・アーサー・ヴァントン、ボブ・バートレットなどである。
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「極北の嵐」のストーリー
大北プーファウンドランドのディープという一漁村に生まれたリューク・オーラムは父が数年まえ海豹船の船長として北大西洋に出漁中難船して幾多の人命を犠牲にしたので彼は死神のように嫌われジンカーと渾名され誰一人としてこの若者を乗船せしむるう者とてなかった。同じ村にジェッド・ネルソンという乱暴者がいた。彼は海豹船の船員としては経験もあり、腕もあったので非常に調法がられていた。リュークとジェッドに、その村の郵便局長の娘メリー・ジョーに恋していた。メリーの心は幾分リュークに傾いていた。それはジェッドの嫉妬心を煽った。春未だ浅き3月の初旬海豹船「ヴァイキング号」は北大西洋に向け漁に出発することとなった。ジェッドがその一行に加わったことはもちろんであったが、不幸にして船員一名の欠員が出来たため出発を延期せねばならなかった。ジョッドはリュークを乗船せしめ氷雪しげき大洋上へ連れ出して亡き者にし、しかる後にメリーを手に入れようと浅はかな考えをお越し、船長パーカーに頼んでリュークを乗船せしめた。かくて「ヴァイキング号」はディープ港を抜錨した。幾週の後、乗組員は氷上はるかに海豹の大群を発見したのでここに一隊を組織し船を離れて襲撃する。リュークとジェットもその一行に加わっていた。目的の海豹狩りは予想以上の好成績をあげることが出来たが、その終了とともに大吹雪が来襲した。それは彼らが最も恐れているところの悪天候の一つであった。一行は能う限りのスピードで本船へ帰って行った。ただひとり喜んだのがジェッドで、彼は時こそ来れりとばかりリュークを襲来した。だが、眼鏡を失ったことから視力を弱めたジェッドは目的を達することが出来なかった。これがためリュークとジェッドは一行にはぐれてしまった。自分を殺そうとした男であるがいまは全く失明しているジェッドをいたわりながらリュークは幾多の困難と闘い数日の後氷上を村へと帰って来たので驚喜した。その村人の前にジェッドは自分の罪を懺悔した。そしてリュークは恋人メリーを抱いたのである。
「極北の嵐」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1931 |
製作会社 | J・D・ウィリアムス |
レイティング |
「極北の嵐」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。