- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
人間の愚かしい戦争をパロディ化しながらも、人間だけが有する豊かな生命力、人間愛を謳い上げた作品。製作はジョン・コーリーとマーティン・ランソホフの共同、監督は「卒業」のマイク・ニコルズ、ジョセフ・ヘラーの原作をバック・ヘンリーが脚色、撮影はデイヴィッド・ワトキン、編集はサム・オースティンがそれぞれ担当。音楽はリヒァルト・シュトラウス作曲の「ツァラツストラはかく語りき」が挿入されている。飛行シーンの監修はフランク・トールマンが担当。出演は「愛すれど心さびしく」のアラン・アーキン、マーティン・バルサム、脚本を担当したバック・ヘンリー、「わが愛は消え去りて」のリチャード・ベンジャミン、「真夜中のカーボーイ」のジョン・ヴォイト、ポーラ・プレンティス、サイモンとガーファンクスのアーサー・ガーファンクル、「扉の影に誰かいる」のアンソニー・パーキンス、「市民ケーン」「わが命つきるとも」のオーソン・ウェルズ、ジャック・ギルフォード、ボブ・ニューハート、マーティン・シーンなど。日本語版監修は清水俊二。テクニカラー、パナビジョン。1971年作品。
今すぐ見る
「キャッチ22」のストーリー
パイロットのネイトリー(アーサー・ガーファンクル)の声をイヤホーンに受けたヨサリアン(アラン・アーキン)は、負傷した新兵の射手スノードンの救助に機関銃庫へ向かった。血まみれになってうめく悲惨な光景はヨサリアンの眼瞼に焼きついて、その後何度となく夢に浮かびヨサリアンを悩ました。神経がまいったヨサリアンは、ダニーカ軍医(ジャック・ギルフォード)に交渉して、病気を理由に軍務を免れようとした。しかし失敗した。隊長のキャスカート大佐(マーティン・バルサム)は典型的な職業軍人で、出世欲、名誉欲深く、副官のコーン中佐(バック・ヘンリー)と結託して部下の出撃ノルマをふやし続けた。部下のほうもしたたか者ぞろいで、4回も撃墜されても兵器なオーアや、軍事物資を横流ししてM・M興業なる怪しげなヤミ屋をやっている、マインダーバインダーという中尉(ジョン・ヴォイト)らがいた。島の野戦病院の看護婦の、中でも色っぽいダチット(ポーラ・プレンティス)や、ドリードル将軍(オーソン・ウェルズ)が同伴してきた婦人将校のグラマーぶりに、味気ない軍隊生活を送るヨサリアンたちの心は千々に乱れるのだった。休暇をローマで過ごしたヨサリアンは、軍に復帰すると数々の奇行で軍規に反抗した。素っ裸で勲章授賞式に出席したり、戦友の葬式にも裸で樹の上から出席したり--。ある晩、突然基地はドイツ空軍の猛爆撃を受けた。その爆撃を指揮していたのは、なんと指令塔のマインダーバインダーだった。エジプト綿の売り先に困って、事もあろうにドイツ軍と取引したのだった。ヨサリアンは怒って隊長、副官を殺そうとして失敗した。謹慎をくらったが抜け出し、ローマに向かった彼は、戦死したネイトリーの恋人と会ったが、彼女はヨサリアンが犯人だと勘違いして、狂ったように泣き出した。絶望したヨサリアンはMPに連れ戻された。隊長らは、手に余るヨサリアンを英雄に祭り上げて送還することを考えた。帰国を望むヨサリアンを逆利用して、自分の部隊の功績を宣伝しようというのだ。気がとがめながらも飛行場に入ったヨサリアンは、突然背後から刺された。犯人はネイトリーの恋人だった。ヨサリアンはうめいて倒れた、入院したヨサリアンの気持はうつ然としていた。戸外ではヨサリアンの栄光の帰国の歓送予行演習の真最中である。見舞いにきたダンビー少佐(リチャード・ベンジャミン)とタップマン従軍牧師(アンソニー・パーキンス)の話は驚くに十分な事件だった。出撃中に撃墜されて死亡したと思われていたオーアが、ゴムボートでスウェーデンに流れついたというのだ。度重なる墜落は、そのリハーサルだった。「やりやがったな!」 ヨサリアンは病院を飛び出して海辺は走った。もちだしたゴムボートで、彼は力一杯こぎ出した。地中海へ、スウェーデンへ、人間の住んでいるところへと--(CIC配給*2時間1分)。
「キャッチ22」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 戦争 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1971 |
公開年月日 | 1971年10月21日 |
上映時間 | 121分 |
製作会社 | パラマウント作品 |
配給 | CIC |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
「キャッチ22」の多彩なBlu-ray/DVD
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 4/15
- エマ・トンプソン(1959)
-
クルエラ
-
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のスタジオライカによるストップモーションアニメ。ヴィクトリア朝時代のロンドン。孤独な探検家・ライオネル卿は、伝説の生物を探し求めてアメリカ北西部へと旅立つ。そこで発見したのは、人間の言葉を話す生きた化石だった。声の出演は「グレイテスト・ショーマン」のヒュー・ジャックマン、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのゾーイ・サルダナ。監督は「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の脚本を手がけたクリス・バトラー。第77回(2019年)ゴールデン・グローブ賞でアニメーション映画賞を受賞。 - メイジー・ウィリアムズ(1997)
-
アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!
「ウォレスとグルミット」のニック・パークが、原始時代を舞台に作り上げた奇想天外なストップモーション・アニメーション。ブロンズ・エイジ・シティの暴君ヌース卿によって故郷の谷を追われたダグたちは、人気のスポーツ、サッカーで対抗しようとする……。「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のエディ・レッドメイン、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のトム・ヒドルストンら豪華スターが声の出演。 -
ニュー・ミュータント
運命に抗う若者たちの闘いを描いたマーベル・コミック原作のSFアクション。未熟さゆえに特殊能力を制御できず、辛い過去を背負った5人の若者。極秘施設で訓練を受ける彼らの前に、突如謎のモンスターが現れる。恐怖で錯乱する中、さらなる危機が…。
NEW今日命日の映画人 4/15
- 西村晃(1997)
-
楢山節考 デジタル・リマスター版
木下惠介生誕100年記念として木下監督の代表作の一つ「楢山節考」を4Kスキャニング・デジタル修復したデジタルリマスター版。2012年のカンヌ国際映画祭クラシック部門にてワールド・プレミアム上映された。日本では2012年11月23日より東京・東劇にて行われた第13回東京フィルメックス「木下惠介生誕100年祭」にて上映。 -
幕末太陽傳 デジタル修復版
明治維新間近の幕末の品川を舞台に、無一文ながら大尽遊びを繰り広げて居座る男を描いた川島雄三監督の代表作。日活創立100周年を記念してのデジタル修復版。脚本は田中啓一、今村昌平、川島監督。撮影は高村倉太郎。出演はフランキー堺、南田洋子、石原裕次郎ほか。2011年10月にニューヨーク映画祭でワールドプレミア上映された。 - 愛川欽也(2015)
-
満州の紅い陽
-
映画 荷風はこんな男じゃない
なじみのストリッパーから子供を預かることになった作家を描く喜劇。監督・脚本・主演は「黒駒勝蔵 明治維新に騙された男」の愛川欽也。共演は、任漢香、森朝子、岩澤亮司ほか。2013年3月11日より、東京・目黒 中目黒キンケロ・シアターにて公開。