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「西部戦線異常なし」を書いたエリッヒ・マリア・レマルクのベスト・セラー小説の映画化で、第二次大戦前のパリ、リヴィエラを背景としたメロドラマ。脚色は「勇者のみ」のハリー・ブラウンが、監督のルイス・マイルストーン(「ラッキー・パートナー」)と協同した。撮影は「鉄路の弾痕」のラッセル・メティ、音楽はルイス・グリュンバークが担当。「白い恐怖」のイングリッド・バーグマンと「モナリザの微笑」のシャルル・ボワイエが主演し、以下「大時計」のチャール ズ・ロートン、「アニーよ銃をとれ」のルイス・カルハーンに、スティーブン・ベカッシー、カート・ボイス、リア・クマーラらが助演。
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「凱旋門」のストーリー
1938年。第二次大戦勃発直前のパリは、各亡命者でごった返していた。オーストリア医師ラヴィック(シャルル・ボワイエ)も、ナチを逃れて不法侵入した1人で、旅券のないまま非合法手術のアルバイトで口を糊していたが、ある夜偶然、かつてナチの収容所で彼に死にまさる拷問を与えたゲシュタポの手先ハーケ(チャールズ・ロートン)をみつけ、忘れ得ぬ怒りが再びこみ上げてきた。その帰途ラヴィックはポン・ヌフで、男を失ったため自殺を図っている若いイタリア女ジョーン・マドゥ(イングリッド・バーグマン)を救った。彼女はラヴィックが忘れられず、それからも度々逢瀬を重ねるうち、次第に2人の仲は深まって、やがて断ち切りがたいものとなった。ラヴィックの友人モロゾフ(ルイス・カルハーン)の紹介で、ジョーンはカフェの歌手となり、ラヴィックと共にリヴィエラに恋の夜を過ごすことになったが、ある日偶然のことから彼の不法入国がばれ、即刻国外へ追放された。3ヵ月後彼がようやくパリへ戻って来た時、ジョーンは孤独にたえかねて富豪青年アレックスと同棲してしまっていた。彼女は再びラヴィックの元へ帰ろうとしたものの、嫉妬にかられたアレックスは彼女を手離そうとはしなかった。この頃ラヴィックは仇敵ハーケに再会、遂に計画通り、彼を殺害して宿願を果たした。その夜ニュースは連合国の対独開戦を伝え、眠っているラヴィックの枕元では、アレックスに殺されるというジョーンの電話が空しく鳴り続けた。翌朝、急を聞いて駆けつけたラヴィックは、嫉妬に狂った青年の手にかかって命をひきとるジョーンの最後をみとり、そして自らも敵国人として収容所にひかれていった。
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実在の女性騎手ミシェル・ペインの半生を映画化。10人兄弟の末娘として生まれたミシェルは、生後半年のころに交通事故で母を亡くす。調教師の父をはじめ兄弟のほとんどが騎手という一家で、ミシェルも騎手としてデビューするが、落馬で大怪我に見舞われる。出演は、「ハクソー・リッジ」のテリーサ・パーマー、「ジュラシック・パーク」シリーズのサム・ニール。「ミュリエルの結婚」の女優レイチェル・グリフィスによる初長編映画監督作品。 -
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第33回サンダンス映画祭ワールド・シネマ(ドラマ)部門に正式出品されたサスペンス。オーストラリア人の女性カメラマン、クレアは、ベルリンを旅行中にアンディと名乗る男と出会い、彼の部屋に泊まる。しかし、その日からクレアは部屋に監禁されてしまう。出演は、「ハクソー・リッジ」のテリーサ・パーマー、「THE WAVE ウェイヴ」のマックス・リーメルト。監督は、「さよなら、アドルフ」のケイト・ショートランド。
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