スワンの恋

すわんのこい SWANN IN LOVE
上映日
1984年12月21日

製作国
フランス 西ドイツ

上映時間
110分

ジャンル
ラブロマンス ドラマ

ここが見どころ

19世紀末のパリの社交界を舞台に、一人のユダヤ系ブルジョワの若者の愛の彷徨を描く。製作はマルガレット・メネゴス、監督は「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ。マルセル・プルーストの原作「失われた時を求めて」を基にピーター・ブルック、ジャン・クロード・カリエール、マリ・エレーヌ・エスティエンヌが脚色。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、編集はフランソワーズ・ボノー、美術はジャック・ソルニエ、衣装はイヴォンヌ・サシノー・ド・ネスルが担当。出演はジェレミー・アイアンズ、オルネラ・ムーティ、アラン・ドロン、ファニー・アルダン、マリー・クリスティーヌ・バローなど。

「スワンの恋」のストーリー

19世紀の末、美術に造詣の深いスワン(ジェレミー・アイアンズ)は、ユダヤ人株式仲買人の息子で社交界の花形的存在である。彼は、ある瞬間から一人の女性への恋の妄想にとりつかれていた。馬車の上で、その女性オデット(オルネラ・ムーティ)が胸につけていたカトレアの花を直すために彼女に触れた瞬間から彼女にとりつかれたのだ。それまで彼の日常の全てだった音楽会、サロンでの時間も今は関心をひかない。音楽会が催されたゲルマント公爵(ジャック・ブーデ)の家を訪れた彼は、親しい友人シャルリュス男爵(アラン・ドロン)に、早速、オデットの様子を聞いた。昨日は、彼女はシャルリュスと一緒だったのだ。男色家の彼となら何の心配もいらない。演奏が終わりに近づいた時、帰ろうとしたスワンは、そのヴァイオリンの音色にめまいを覚えた。ジャッキー・クラブのあるバガテルへオデットを迎えに行くと、彼女はフォルシュヴィル子爵(ジュフロワ・トリー)と共に現われた。オデットは、実は高級娼婦なのだ。彼女と共にラ・ペルーズ街の彼女の家に行くと、明らかに女衒と判る女性が彼女を待っていた。オデットを待つ間、スワンは胸の中で、彼女が女性と関係したことがあるのだろうかと自問した。そして、そのことをオデットに追求する。意味ありげな笑みをもらし「二度、三度、ずっと昔に…」と答える彼女。やがて、スワンは匿名の手紙を受けとった。それは、オデットの素姓を知りたければブドゥルー6番街に住むクロエを訪ねなさいというものだった。クロエを訪ねたスワンは、しかし何も聞き出せずに邸に戻った。そして、初めてオデットがやって来た日のことを想い出していた。ボッティチェリの版画に描かれているゼフォラの像に似た、そのオデットの姿を……。オペラがはねる頃、ヴェルデュラン夫妻(ジャン・ルイ・リシャール、マリー・クリスチーヌ・バロー)と共にオペラ座に出かけたオデットの姿はなく、やっと捜しあてたレストランでは、彼女はフォルシュヴィル子爵と一緒であった。さらに帰り際、オデットは、フォルシュヴィルの馬車に乗り込んでいった。スワンが苦悩をつのらせて、カルーセル凱旋門近くを馬車で通り過ぎる頃、若いユダヤ青年に捨てられたシャルリュス男爵と出くわす。シャルリュスと別れたスワンは、いつの間にかラ・ペルーズ街へ来ていた。ついにオデットを腕の中に抱くスワン。翌朝、スワンは、彼を訪れたシャルリュスに、もう心がオデットから離れたことを告げた。それから、十数年後、シャルリュスと共にベンチにすわるスワンに、誇らしげに歩み寄る女性がいた。今はスワン夫人となったオデットであった。

「スワンの恋」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「スワンの恋」のスペック

基本情報
ジャンル ラブロマンス ドラマ
製作国 フランス 西ドイツ
製作年 1983
公開年月日 1984年12月21日
上映時間 110分
製作会社 ゴーモン=FR3=SFPC=フランス文化省=ディオスコープ・フィルム=エベルハルト・フィルムス=ユンケルスドルフ
配給 ヘラルド・エース
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 6/19

ローレン・リー・スミス(1980)

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所

ゲイル・フォアマン原作のベストセラー小説『ミアの選択』を映画化。死の淵にいる主人公の生死をめぐる選択を、珠玉の名曲と共に描く感動作。監督は、「ファッションが教えてくれること」のR・J・カトラー。出演は、「キック・アス」シリーズのクロエ・グレースモレッツ、「スノーホワイト」のジェイミー・ブラックリー。

ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀

1937年に起きたドイツ飛行船ヒンデンブルグ号爆発炎上事故をモチーフに製作された歴史ミステリー。爆弾が仕掛けられたとされる飛行船に乗り込んだ人々の運命と、事故の裏に潜む政治的陰謀を描く。出演は「寂しい時は抱きしめて」のローレン・リー・スミス、「そして、デブノーの森へ」のグレタ・スカッキ、「アメリカン・ヒストリーX」のステイシー・キーチ、「ドレスデン、運命の日」のハイナー・ラウターバッハ。
ゾーイ・サルダナ(1978)

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のスタジオライカによるストップモーションアニメ。ヴィクトリア朝時代のロンドン。孤独な探検家・ライオネル卿は、伝説の生物を探し求めてアメリカ北西部へと旅立つ。そこで発見したのは、人間の言葉を話す生きた化石だった。声の出演は「グレイテスト・ショーマン」のヒュー・ジャックマン、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのゾーイ・サルダナ。監督は「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の脚本を手がけたクリス・バトラー。第77回(2019年)ゴールデン・グローブ賞でアニメーション映画賞を受賞。

バーバラと心の巨人

「ハリー・ポッター」のクリス・コロンバスが製作を務め、グラフィックノベル『I KILL GIANTS』を実写映画化。風変わりな少女バーバラは、“巨人”から町を守ろうと腐心している。家でも学校でも孤立する彼女に、転校生のソフィアが声を掛ける。出演は、「死霊館 エンフィールド事件」のマディソン・ウルフ、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのゾーイ・サルダナ、「グリーンルーム」のイモージェン・プーツ。監督は、「HELIUM」で第86回アカデミー賞短編賞を受賞したアンダース・ウォルター。

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