制作年: 2011
不妊に悩むカップルは7組に1組、新生児の50人に1人が体外受精児だと言われている現代日本において、不妊は特別なことではなく誰にでも起こりうることです。しかし、このような現状にも関わらず未だに日本には女は子供を産んで当たり前という風潮が残っており、不妊当事者の悩みも長年変わっていません。不妊当事者である監督自身が、日本という国で、女性として感じる違和感や悩みを持って、不妊経験者の人生に触れる事により『幸せの形』を見いだしていく過程は、不妊に対する漠然としたイメージを新たなものとすると思われます。