菊島隆三の関連作品 / Related Work

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  • 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

    黒澤明の名作映画を、「ローレライ」「日本沈没」の樋口真嗣が現代的な感覚でリメイク。戦国時代を舞台に、抑圧された民たちと没落した国の再興を目指す姫の闘争と恋が描かれる活劇エンターテインメント。出演者は、「僕は妹に恋をする」の松本潤、「世界の中心で、愛をさけぶ」の長澤まさみ、「チーム・バチスタの栄光」の阿部寛。黒澤版の脚本をもとに『劇団☆新感線』の中島かずきが脚色。
  • 椿三十郎(2007)

    黒澤明監督の1962年の同名時代劇をリメイク。浪人・椿三十郎が、上級役人の巨悪を暴こうとする若侍たちを助ける様を痛快に描く。原作は山本周五郎の小説『日日平安』。出演は「県庁の星」の織田裕二、「犯人に告ぐ」の豊川悦司、「デス・ノートの松山ケンイチ。監督は「サウスバウンド」の森田芳光。
  • ラストマン・スタンディング

    対立する二組のギャング組織の抗争の渦中に飛び込んだ男の活躍を描く、ハードボイルド・アクション。黒澤明監督、三船敏郎主演による時代劇の名作「用心棒」(61)を、禁酒法時代の西部の町に舞台を置き換えて忠実にリメイクしている。監督・脚本は「用心棒」に多大な影響を受けたという、「ウォリアーズ」「ジェロニモ」のウォルター・ヒルがあたり、もう一人の敬愛する映画監督サム・ペキンパーにオマージュを捧げたアクション演出が印象的。製作はヒルと「あなたが寝てる間に…」のアーサー・サルキシアン、製作総指揮はサラ・ライシャー、マイケル・デ・ルカ。撮影はロイド・アハーン、美術はゲイリー・ウィスナー、編集はフリーマン・デイヴィス、衣裳はダン・ムーア。ボトルネック・ギターを基調にした音楽は、ヒルの長年のパートナーであるライ・クーダーが担当。主演は「12モンキーズ」のブルース・ウィリス。共演は「ニック・オブ・タイム」のクリストファー・ウォーケン、「潜望鏡を上げろ」のブルース・ダーン、「レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い」のカリーナ・ロンバード、「ライジング・サン」のアレクサンドラ・パワーズ、「クロウ/飛翔伝説」のデイヴィッド・パトリック・ケリー、「エア・アメリカ」のネッド・アイゼンバーグほか。
  • マイフェニックス

    日本大学創立100周年記念映画。アメリカンフットボールに青春を賭ける青年とカメラマン志望の女子大生の恋を描く。大下英治原作の『小説・日本大学』を基に「春来る鬼」の菊島隆三と「アイドルを探せ」の伊藤尚子が共同で脚本を執筆。監督は「生徒諸君!」の西河克己、撮影は「極道渡世の素敵な面々」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
  • 春来る鬼

    遠い昔、鬼の岬に漂着した若い男女の数奇な運命を描く。須知徳平の同名小説の映画化で、脚本は「竹取物語(1987)」の菊島隆三が執筆。監督は俳優の小林旭、撮影は鈴木義勝がそれぞれ担当。
  • 竹取物語(1987)

    〈かぐや姫〉の誕生から、月の世界に戻るまでをロマンスを織りまぜて描く。古来から伝わる物語の映画化で、脚本は「国士無双」の菊島隆三、映画評論家の石上三登志、「映画女優」の日高真也、同作の監督も手がけた市川崑の共何執筆。特技監督は「首都消失」の中野昭慶、撮影は「鹿鳴館」の小林節雄がそれぞれ担当。
    70
  • 国士無双(1986)

    本モノよりも強いにせモノが捲き起こす騒動を描いた昭和7年製作の伊丹万作監督、伊勢野重任脚本のナンセンス時代劇の再映画化。脚本は「愛しき日々よ」の菊島隆三、監督も同作の保坂延彦、撮影は「ダイナマイトどんどん」の村井博がそれぞれ担当。
    60
  • 父と子(1983)

    父と子の絆を求めて旅に出る二人の姿を描く。朝日新聞に連載された水上勉の同名の小説を映画化したもので、脚本は「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の菊島隆三、監督はこの作品がデビュー作となる保坂延彦、撮影は「英霊たちの応援歌 最後の早慶戦」の村井博がそれぞれ担当。
  • 日本の熱い日々 謀殺・下山事件

    昭和二十四年に起きて今だに多くの謎を残す、国鉄初代総裁下山定則が列車線路上に轢断死体で発見された“下山事件”を改めて追求する。矢田喜美雄の原作「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の映画化で、脚本は「犬笛」の菊島隆三、監督は「天平の甍」の熊井啓、撮影は「翔べイカロスの翼」の中尾駿一郎がそれぞれ担当。
  • 犬笛

    誰にも聞こえないホイッスルの音を聞くことのできる女の子の誘拐事件を中心に、父親と娘の愛の姿を描く、西村寿行原作の同題名小説の映画化。脚本は「雨のめぐり逢い」の菊島隆三と「戦後猟奇犯罪史」の金子武郎の共同執筆、監督は「日本の首領 野望篇」の中島貞夫、撮影は「どですかでん」の斎藤孝雄がそれぞれ担当。
  • 雨のめぐり逢い

    美しく可憐な盲目の娘・道代と過去に暗い心の傷を持つ男・花松一郎の哀しくもむくわれぬ愛を、サスペンスをまじえて描く。脚本は「三億円をつかまえろ」「パリの哀愁」の菊島隆三、監督は「地上最強のカラテ」の野村孝、撮影は「野球狂の詩」の前田米造がそれぞれ担当。
  • パリの哀愁

    パリを舞台に、日本人の青年とフランス人の人妻の悲恋を描く。脚本は「がんばれ!若大将」の田波靖男と「三億円をつかまえろ」の菊島隆三、監督は「沖田総司」の出目昌伸、撮影は「黒薔薇昇天」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
  • 三億円をつかまえろ

    生活の為に最後の仕事にとりかかる子連れ金庫破りと仲間が、近代機器を駆使した大金庫に挑戦する喜劇。脚本は「黒の斜面」の菊島隆三、監督は「喜劇 日本列島震度0」の前田陽一、撮影は「喜劇 女の泣きどころ」の丸山恵司がそれぞれ担当。
  • 野良犬(1973)

    昭和二十四年に黒澤明監督が撮った同名映画の再映画化。ピストルを奪われた若い刑事が野良犬と化して犯人探しに執念を燃やし奔走する姿を、現代の風俗と世相を背景に描く。脚本は「藍より青く」の森崎東ほか協力者(総称・一色爆)、監督も森崎東、撮影は「女生きてます 盛り場渡り鳥」の吉川憲一がそれぞれ担当。
  • 黒の斜面

    飛行機事故から題材を得たもので、日常的な安定の中で、物質的にも性的にも微妙なバランスを保っていた人間関係が、ある偶然によってバランスを失った時、どんなスリリングでめくらめく恐怖が姿を現わすか、をテーマにしたサスペンス映画。脚本は「明日また生きる」の菊島隆三。撮影は「開運旅行」の丸山恵司がそれぞれ担当。
  • 顔役(1971)

    勝新太郎が製作・脚本・監督・主演する刑事映画。脚本は「明日また生きる」の菊島隆三。撮影は「狐のくれた赤ん坊(1971)」の牧浦地志がそれぞれ担当。
  • トラ・トラ・トラ!

    太平洋戦争の火ぶたを切った真珠湾奇襲作戦の全貌を描いた大型戦争映画。製作総指揮はダリル・F・ザナック、製作は「ブルー・マックス」のエルモ・ウィリアムス。監督は、アメリカ側が「ミクロの決死圏」のリチャード・フライシャー、日本側が「スパルタ教育・くたばれ親父」の舛田利雄と「きみが若者なら」の深作欣二。ゴードン・W・プランゲの「トラ・トラ・トラ!」とラディスラス・ファラーゴの「破られた封印」を基に、アメリカ側はラリー・フォレスター、日本側は菊島隆三と小国英雄が共同脚色。撮影は「ゲバラ!」のチャールズ・ウィーラー、日本側は「戦争と人間」の姫田真佐久、東映の古谷伸、「眠れる美女」の佐藤昌道などが参加。音楽は「パットン大戦車軍団」のジェリー・ゴールドスミス、美術はジャック・マーティン・スミスとリチャード・デイ、日本側は村木与四郎と川島泰造。特殊効果はL・B・アボットとアート・クルイックシャンク、編集はジェームズ・E・ニューマン、ペンブローク・J・ヘリング、井上親弥がそれぞれ担当。出演はアメリカ側が「ナタリーの朝」のマーティン・バルサム、「華やかな情事」のジョセフ・コットン、「レマゲン鉄橋」のE・G・マーシャル、「裸足のイサドラ」のジェーソン・ロバーズ、「砲艦サンパブロ」のマコ以下、ジェームズ・ウィットモア、キース・アンデス、エドワード・アンドリュース、ジョージ・マクレディ、エドモン・ライアンなど164 名。日本側は山村聡、三橋達也、田村高広、東野英治郎、島田正吾、千田是也、宇佐美淳也、内田朝雄、十朱久雄、安部徹、野々村潔以下155 名。デラックスカラー、パナビジョン70ミリ。1970年作品。
    80
  • 明日また生きる

    ドキュメンタル・タッチの力作「非行少年」によって現代社会の矛盾は全て政治的なレベルの解決を待たねばならないことを、鋭く告発した河辺和夫が、取り組むメロドラマ。脚本は河辺と下飯坂菊馬が共同執筆、撮影は「キューバの恋人」の鈴木達夫が担当。
  • 尻啖え孫市

    司馬遼太郎の原作を、「あゝ海軍」の菊島隆三が脚色し、「鬼の棲む館」のコンビ、三隅研次と宮川一夫が、監督、撮影を担当した時代劇。
  • あゝ海軍

    「闇を裂く一発」の菊島隆三と「殺し屋をバラせ」の石松愛弘が脚本を共同執筆し、かつて「海軍兵学校物語 あゝ江田島」を演出した村山三男がメガホンを握った戦記もの。撮影は「ある見習看護婦の記録 赤い制服」の上原明が担当した。
  • 超高層のあけぼの

    菊島隆三の原作を岩佐氏寿と工藤栄一が共同脚色し、「いれずみ無残」の関川秀雄がメガホンをとった霞が関ビル完成までのドラマ。撮影は「人生劇場 飛車角と吉良常」の仲沢半次郎が担当した。
  • 津軽絶唱

    「闇を裂く一発」の菊島隆三が脚本を執筆し、劇映画第一作の岡本愛彦がメガホンをとった青春もの。撮影は「ザ・タイガース 華やかなる招待」の村井博。
  • 闇を裂く一発

    「おれについてこい!」の菊島隆三がシナリオを執筆し、「早射ち犬」の村野鐵太郎が監督したアクションもの。撮影もコンビの上原明。
  • 春日和

    菊島隆三の原作を、彼自身と「夜のバラを消せ」の下飯坂菊馬が共同脚色し、「横堀川」の大庭秀雄が監督したメロドラマ。撮影は「あゝ君が愛」の川又昂。
  • おれについてこい!

    大松博文原作“おれについてこい!”“なせば成る”を「赤ひげ」の菊島隆三が脚色、「最後の審判」の堀川弘通が監督したスポーツもの。撮影は「無責任遊侠伝」の完倉泰一。
  • 赤ひげ

    山本周五郎原作“赤ひげ診療譚”より「天国と地獄」でコンビの井手雅人、小国英雄、菊島隆三、黒澤明が共同で脚色、黒澤明が監督した文芸もの。撮影もコンビの中井朝一と斎藤孝雄。
    90
  • 兵隊やくざ

    有馬頼義の原作“貴三郎一代”より「世界詐欺物語」の菊島隆三がシナリオを執筆「黒の超特急」の増村保造が監督した兵隊もの。撮影は「ごろつき犬」の小林節雄。
    90
  • 柔道名勝負物語 必殺一本

    「女が愛して憎むとき」の菊島隆三のオリジナル・シナリオを「江戸無情」の西山正輝が監督した柔道もの。撮影は「ど根性物語 図太い奴」の今井ひろし。
  • 女が愛して憎むとき

    「イチかバチか」の菊島隆三のオリジナル・シナリオを、「温泉芸者」の富本壮吉が監督した愛情ドラマ。撮影もコンビの小原譲治。
  • 視界ゼロの脱出

    安藤日出男が脚本を執筆、「雪の降る街に」の村野鐵太郎が監督したアクションドラマ。撮影は「嘘(1963)」の渡辺公夫。
  • イチかバチか

    週刊朝日連載・城山三郎原作を「五十万人の遺産」の菊島隆三が脚色、「喜劇 とんかつ一代」の川島雄三が監督した現代喜劇。撮影は「戦国野郎」の逢沢譲。
  • 残酷の河

    「天国と地獄」の脚本を執筆した菊島隆三の原作を、彼と「禁猟区」の監督内川清一郎が共同で脚色、同じく内川清一郎が監督した異色時代劇。撮影は「星屑の町」の太田喜晴。
  • 五十万人の遺産

    「天国と地獄」の菊島隆三がオリジナル・シナリオを執筆、三船敏郎第一回監督のアクションドラマ。撮影は「ニッポン無責任時代」の斎藤孝雄。
  • 天国と地獄

    エド・マクベイン原作“キングの身代金”を「椿三十郎」の小国英雄、菊島隆三、久板栄二郎、黒澤明が共同で脚色、黒澤明が監督した刑事もの。撮影は「娘と私」の中井朝一と「ニッポン無責任時代」の斎藤孝雄。
    90
  • 新・狐と狸

    熊王徳平原作「甲州商人」より、「花影」の菊島隆三が脚色、「続サラリーマン清水港」の松林宗恵が監督したコミカル・ドラマ。撮影は「夜の傾斜」の鈴木斌。日本喜劇人協会結成記念。
  • 夜の傾斜

    船山馨の原作を「花影」の菊島隆三と「遠い一つの道」の安藤日出男が共同で脚色「金づくり無法時代」の内川清一郎が監督した社会ドラマ。撮影は「サラリーマン権三と助十 恋愛交叉点」の鈴木斌。
  • 男の歌

    「椿三十郎」の菊島隆三原作を、「乾杯!ごきげん野郎」の井手雅人と大河寿雄が共同で脚色。「非情の男」の高橋治が監督したボクシングもの。撮影もコンビの加藤正幸。
  • 椿三十郎(1962)

    「用心棒」の菊島隆三、黒澤明と「葵の暴れん坊」の小国英雄が共同で脚本を書き、「用心棒」の黒澤明が監督した時代劇アクション。撮影は「「挑戦」より 愛と炎と」の小泉福造。パースペクタ立体音響。
    90
  • 花影(1961)

    大岡昇平の原作を「用心棒」の菊島隆三が脚色。「特急にっぽん」の川島雄三が監督した社会ドラマ。撮影は「明日ある限り」の岡崎宏三。
  • 金づくり無法時代

    菊島隆三のテレビ・ドラマ「人間動物園」の映画化で、原作者が脚色し、「筑豊のこどもたち」の内川清一郎が監督した。撮影は「若い狼」の逢沢譲。
  • 用心棒(1961)

    「筑豊のこどもたち」の菊島隆三と、黒澤明のオリジナル・シナリオを、「隠し砦の三悪人」の黒澤明が監督した娯楽時代劇。撮影は「婚期」の宮川一夫。パースペクタ立体音響。
    90
  • 筑豊のこどもたち

    土門拳の同名の写真集から「悪い奴ほどよく眠る」の共同執筆者・菊島隆三と、広沢栄が脚本を書き、「遠い一つの道」の内川清一郎が監督したオール・ロケーション映画で、悲惨な筑豊の炭鉱地帯とその子供たちを描くもの。撮影は日映の白井茂ら。
  • 遠い一つの道

    新国劇で上演された菊島隆三の原作を、原作者自身と内川清一郎・安藤日出男が共同で脚色し、「大穴」の内川清一郎が監督したボクシング映画。撮影は「噛みついた若旦那」の伊東秀朗が担当した。
  • 悪い奴ほどよく眠る

    小国英雄・久板栄二郎・黒澤明・菊島隆三・橋本忍の共同オリジナル・シナリオを、「隠し砦の三悪人」の黒澤明が監督した、現代社会の悪の機構にいどむ男の物語。撮影は「非情都市」の逢沢譲。パースペクタ立体音響。
    90
  • ふんどし医者

    中野実の原作を、「大穴」の菊島隆三が脚色し、「日本誕生」の稲垣浩が監督したもので、清貧に甘んじながらも庶民のためにつくした一人の医者を主人公にした物語。撮影は「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」山田一夫。パースペクタ立体音響。
  • 大穴

    黒岩松次郎の同名小説を「白い崖」の菊島隆三が脚色し、「パイナップル部隊」の内川清一郎が監督したもので、ギャンブルに賭ける大学生を主人公にした青春映画。撮影も同じく「パイナップル部隊」の太田喜博。
  • 白い崖

    「からっ風野郎」の菊島隆三の脚本を、「キクとイサム」の今井正が監督した、一青年の野望の悲劇を主題にしたドラマ。撮影も「キクとイサム」の中尾駿一郎。
  • からっ風野郎

    「女が階段を上る時」の菊島隆三に安藤日出男が加わった共同脚本を「女経」の増村保造が監督したアクション・ドラマ。「明日から大人だ」の村井博が撮影した。
    70
  • 女が階段を上る時

    「日本誕生」の共同執筆者・菊島隆三が自らのシナリオをプロデュースする第一回作品で、バーのマダムの生活の表裏を描いたもの。高峰秀子が主演の他に衣裳も担当している。「コタンの口笛」の成瀬巳喜男が監督し、「顔役と爆弾娘」の玉井正夫が撮影した。パースペクタ・ステレオフォニック・サウンド。
    90
  • 闇を横切れ

    ある地方都市の市長選挙をめぐって起った連続殺人を追う新聞記者を主人公にしたアクション・ドラマ。「日本誕生」の共同執筆者・菊島隆三と、「美貌に罪あり」を監督した増村保造との脚本を、増村保造が監督し、同じく「美貌に罪あり」の村井博が撮影した。なお、音楽は一切使用されていない。
  • 日本誕生

    日本武尊の波乱の生涯を中心に日本の国造りをえがくスペクタキュラー。「暗夜行路」の八住利雄と「狐と狸」の菊島隆三が書いたオリジナル・シナリオにより「或る剣豪の生涯」の稲垣浩が監督、山田一夫が撮影した。
    80
  • 妻の勲章

    中山正男の原作を、「狐と狸」の菊島隆三と、内川清一郎が脚色し、「女侠一代」の内川清一郎が監督した、夫婦愛を描いたドラマ。撮影は「かた破り道中記」の太田喜晴。
  • 狐と狸

    熊王徳平の「甲州商人」を「隠し砦の三悪人」の共同執筆者の一人、菊島隆三が脚色、「弥次喜多道中双六」の千葉泰樹が監督した、しぶとい甲州行商人の生活を描く風刺ドラマ。撮影は「続社長太平記」の西垣六郎。
  • 鉄腕投手・稲尾物語

    「大笑い江戸っ子祭」の蓮池義雄のオリジナル・シナリオを「こだまは呼んでいる」の本多猪四郎が監督する、西鉄ライオンズの稲尾投手をモデルにした野球映画。撮影は「デン助の やりくり親父」の遠藤精一が担当。
  • 隠し砦の三悪人

    「どん底」の黒澤明が久方振りに発表する初のワイド作品で、戦国の世、敗軍の将が美女と黄金を擁して敵中を突破するという娯楽時代劇。脚本は、菊島隆三・小国英雄・橋本忍・黒澤明の合作。撮影は「東京の休日(1958)」の山崎市雄。出演者は「無法松の一生(1958)」の三船敏郎を筆頭に、千秋実・藤原釜足・藤田進・志村喬、それに新人の上原美佐・樋口年子など。
    90
  • 悪女の季節

    老人の莫大な財産を狙う悪女二人を軸に、人間の欲望を風刺的に描いたもので、「女侠一代」の菊島隆三のオリジナル・シナリオを、「本日休診」の渋谷実が監督したサスペンス・コメディ。撮影は「渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋」の長岡博之。「女侠一代」の山田五十鈴、「モダン道中 その恋待ったなし」の岡田茉莉子に、伊藤雄之助・東野英治郎・三好栄子などのヴェテラン、杉浦直樹・川口のぶ・丸条映子らの新人が出演する。
  • 女侠一代

    火野葦平の原作を、「夜の波紋」の菊島隆三が脚色、同じく「夜の波紋」の内川清一郎が監督した、筑豊炭田が舞台の女性アクション篇。撮影は「昨日は昨日今日は今日」の太田喜晴。「サザエさんの婚約旅行」の清川虹子が主役を演じるほか、森繁久彌・山田五十鈴・三國連太郎・淡路恵子らがこれを祝って出演する。
  • 夜の波紋

    「口から出まかせ」の菊島隆三に、内川清一郎が参加した脚本を、同じく「口から出まかせ」の内川清一郎が自ら監督した異色現代劇。撮影は「江戸群盗伝」の太田真一。主演は「花のうず潮」の大木実、「若い広場」の高千穂ひづるをはじめ、杉田弘子、仲代達矢、菅佐原英一、千田是也など。
  • 口から出まかせ

    「蜘蛛巣城」の菊島隆三の書き下し脚本を、「淑女夜河を渡る」の内川清一郎が監督し、「ロマンス誕生」の岡崎宏三が撮影した諷刺喜劇である。主演は「負ケラレマセン勝ツマデハ」の森繁久彌、「善太と三平物語 お化けの世界」の津島恵子。ほかに、清川虹子、淡路恵子、藤間紫、上田吉二郎、十朱久雄、多々良純、中村是好、左卜全、飯田蝶子などが助演。パースペクタ立体音響。
  • 気違い部落

    きだみのるの『気違い部落周遊記』『気違い部落紳士録』『霧の部落』『奥様騒動記』『日本文化の根底に潜むもの』など、一連の“気違い部落”ものを原作に、「「元祿忠臣蔵・大石最後の一日」より 琴の爪」より 琴の爪」の共同脚色者の一人、菊島隆三が書いたシナリオを「正義派」の渋谷実が監督した社会喜劇。撮影は「土砂降り」の長岡博之。主演は「鳴門秘帖(1957)」の淡島千景、伊藤雄之助、「肌色の月」の石浜朗、新人水野久美、「伝七捕物帖 銀蛇呪文」の伴淳三郎。解説者として森繁久弥が登場する。
  • どたんば

    昭和三十一年度芸術祭に文部大臣賞を得たNHKテレビ・ドラマ(菊島隆三・作)の映画化。「張込み」の橋本忍が脚色、「大菩薩峠(1957)」の内由吐夢が監督した。撮影は「爆音と大地」の藤井静。主演は「爆音と大地」の加藤嘉、「真昼の対決」の志村喬、「純愛物語」の江原真二郎、岡田英次、「逢いたいなァあの人に」の中村雅子。
  • 「元祿忠臣蔵・大石最後の一日」より 琴の爪

    真山青果の戯曲、封建時代に生きる武士の苦悩を描いた、元祿忠臣蔵、大石最後の日」を原作に、「蜘蛛巣城」の脚本共同執筆者の一人、菊島隆三と、「アチャコ行状記 嫁取り試験」の若尾徳平が共同で脚色、「日蝕の夏」の堀川弘通が監督したダイヤモンド・シリーズ第六篇。撮影は「目白三平物語 うちの女房」の山崎一雄。主演は「柳生武芸帳(1957)」の中村扇雀、「大江戸風雲絵巻 天の眼」の松本幸四郎、「源氏物語 浮舟」の中村鴈治郎、「三十六人の乗客」の扇千景。ほかに田中春男、平田昭彦など。
  • 蜘蛛巣城

    「生きものの記録」に次いで黒澤明監督が描く戦国武将の一大悲劇。脚本は「阪妻追善記念映画 京洛五人男」の小国英雄、「真昼の暗黒」の橋本忍、「嵐(1956)」の菊島隆三と黒澤明の合作。撮影担当は「続へそくり社長」の中井朝一。主な出演者は「囚人船」の三船敏郎、「猫と庄造と二人のをんな」の山田五十鈴、浪花千栄子、「嵐(1956)」の久保明、「ならず者(1956)」の志村喬、「ボロ靴交響楽」の木村功、その他千秋実、太刀川洋一、上田吉二郎、土屋嘉男、高堂国典、清水元、三好栄子、藤木悠、佐々木孝丸などのヴェテラン陣である。
    70
  • 若の花物語 土俵の鬼

    当代随一の人気力士大関若の花の劇的な半生をそのまま映画化する、苦難と努力の物語。菊島隆三の原作を松下東雄が脚色、「若いお巡りさん」の森永健次郎が監督、伊勢寅彦が協力した。撮影は「若いお巡りさん」の山崎安一郎。主な出演者は若の花自身、主演するほか、「感傷夫人」の北原三枝、「牛乳屋フランキー」の澤村國太郎、「若いお巡りさん」の坂東好太郎、その他、青山恭二、衣笠一夫、新井麗子、高友子。特別出演として志村正順と若緑など。
  • 嵐(1956)

    四人の幼い子供たちを残して、妻に死なれた大学教授が、男手一つで育てあげる二十年間の生活記録。それは一見淡々たるものではあったが、起伏の多い嵐のような一生であった。島崎藤村の名作より「男の魂」(原案)の菊島隆三が脚色、「囚人船」の稲垣浩が監督、同じく飯村正が撮影を担当する。主な出演者は「晴れた日に」の笠智衆、四人の子供に「囚人船」の山本廉、大塚国夫、「現代の欲望」の久保明、「ロマンス娘」の雪村いづみ。他「女囚と共に」の田中絹代、中北千枝子、「のんき夫婦」の加東大介、「飯沢匡作「二号」より ある女の場合」の東郷晴子など。
  • 力道山 男の魂

    若槻繁が新たに設立した“若槻プロ”と“滝村プロ”“力道山プロ”の三プロダクションが組織した協同プロ作品で独立プロ初の総天然色映画。菊島隆三の原案から「与太者と若旦那」の須崎勝弥が内川清一郎と共同で脚本を書き、「暴力の王者」に次いで内田清一郎が監督したプロレスもの。撮影担当は「疾風!鞍馬天狗」の岡崎宏三。主な出演者は「力道山物語 怒涛の男」の力道山、「紐育秘密結社」「中共脱出」などに出演しているハリウッドスターであり、レスラーやレフリーを兼ねるマイク・マズルキ、現全欧選手権者ラッキー・シモノビッチ、「ロマンス娘」の森繁久彌、江利チエミ、「朱と緑」の岸恵子、「恋すれど恋すれど物語」の宮城まり子、「新婚第一課」の中田康子、ファッションモデルのへレン・ヒギンズなど。色彩はイーストマン・カラー。
  • 鬼火(1956)

    吉屋信子の原作を「不良少年(1956)」の共同脚色者の一人菊島隆三が脚色した、怪談味の濃いスリラー・ドラマ。監督は「続へそくり社長」の千葉泰樹、撮影は「不良少年(1956)」の山田一夫。主な出演者は「現代の欲望」の加東大介、中村伸郎、「天国はどこだ」の津島恵子、「恐怖の逃亡」の中田康子、「処刑の部屋」の宮口精二など。
  • 現代の欲望

    “現代の欲望”である金を求めてあがき廻るアプン青年の行動を通じて、現代社会の狂躁ぶりを描こうという野心篇。「不良少年(1956)」の共同脚色者の一人菊島隆三のオリジナルを「朝霧(1955)」の丸山誠治が監督した。撮影は「青い芽」の山崎一雄。主な出演者は「お嬢さん登場」の池部良、「青い芽」の司葉子、「森繁よ何処へ行く」の淡路恵子、「無法者の島」の青山京子、「不良少年(1956)」の久保明、「茶の間の時計 愛情の波紋」の三津田健など。
  • 不良少年(1956)

    西村滋の原作を「暗黒街」の原案者菊島隆三と、「吸血蛾」の西島大が共同脚色した。少年院の生態を赤裸々に描いている。監督は「黒帯三国志」の谷口千吉、撮影は「愛情の決算」の山田一夫主な出演者は「人情馬鹿」の菅原謙二、「婚約三羽烏」の安西郷子「鬼の居ぬ間」の藤木悠、「チエミの婦人靴」の青山京子、江原達怡、他に久保明、太刀川洋一、笠智衆など。
  • 暗黒街(1956)

    「力道山物語 怒涛の男」の菊島隆三の原案を「逃げてきた花嫁」の共同脚色者の一人、若尾徳平が脚色し、「愛の歴史」の山本嘉次郎が監督、「チエミの初恋チャッチャ娘」の遠藤精一が撮影を担当した。主なる出演者は、「吉川英治作宮本武蔵より 決闘巌流島」の鶴田浩二、「黒帯三国志」の三船敏郎、「彼奴を逃すな」の志村喬、「チエミの初恋チャッチャ娘」の小泉博、「逃げてきた花嫁」の青山京子、「驟雨」の根岸明美、「早春」の宮口精二など。
  • 力道山物語 怒涛の男

    「江戸一寸の虫」の共同脚色者の一人、菊島隆三が脚本を書き、「月がとっても青いから」の森永健次郎が監督、伊勢寅彦が協力した。撮影は同じく「月がとっても青いから」の山崎安一郎が担当した。主なる出演者はプロレスの力道山、「母なき子」の澤村國太郎、「月がとっても青いから」の南寿美子、坪内美詠子、「人生とんぼ返り(1955)」の河津清三郎など。
  • 江戸一寸の虫

    幕末、新徴組の結成を背景として時世を憤慨する一人の江戸ッ子侍の皮肉な行動を描く。サンデー毎日に連載された中野実の小説を「六人の暗殺者」の菊島隆三が新人大塚道夫と共同脚色し、「おしゅん捕物帖 謎の尼御殿」の滝沢英輔が監督、「大岡政談 人肌蝙蝠」の永塚一栄が撮影を担当した。主なる出演者は「自分の穴の中で」の三國連太郎、「青銅の基督」の滝沢修、「こころ」の安井昌二、新珠三千代、「下郎の首」の瑳峨三智子、「王将一代」の辰巳柳太郎など。
    0
  • 王将一代

    北条秀司の原作を「六人の暗殺者」の菊島隆三と「下郎の首」の伊藤大輔が脚色し、同じく伊藤大輔が監督、「下郎の首」の平野好美が撮影を担当した。主なる出演者は「六人の暗殺者」の辰巳柳太郎、島田正吾、「月夜の傘」の田中絹代、「リオの情熱」の木暮実千代、「しいのみ学園」の香川京子、「悪魔の囁き」の中山昭二など。
  • 六人の暗殺者

    「男ありて」の菊島隆三の脚本を、「初姿丑松格子」と同じく新国劇の総出演によって、滝沢英輔が監督する。撮影は「越後獅子祭り やくざ若衆」の藤井春美。「大利根の対決」の島田正吾、辰巳柳太郎以下の新国劇員のほか、「青春怪談(1955 市川崑)」の滝沢修、「貝殻と花」の宮城野由美子、「青竜街の狼」の三島雅夫をはじめ、河野秋武、山形勲らが出演する。
  • あした来る人

    朝日新聞連載の井上靖の小説から「男ありて」の菊島隆三が脚本を執筆、「愛のお荷物」の川島雄三が監督に当る。撮影は「湯の町椿」の高村倉太郎、音楽は「青春怪談(1955 市川崑)」の黛敏郎の担当。主なる出演者は「銀座令嬢」の月丘夢路、「花のゆくえ」の新珠三千代、「青春怪談(1955 市川崑)」の山村聰、三橋達也、「地獄の用心棒」の三國連太郎などである。
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  • 男ありて

    脚本は「不滅の熱球」の菊島隆三が書き卸し、「君死に給うことなかれ」の丸山誠治が監督に、「浮雲」の玉井正夫が撮影にあたる。主なる出演者は「ゴジラの逆襲」の志村喬、「天下泰平」の三船敏郎、「浮雲」の岡田芙莉子、「泉へのみち」の藤木悠のほか、夏川静江、清永将天、清水元などで、試合場面には中日ドラゴンス・ダイアモンズ選手が出場している。
  • 不滅の熱球

    名投手沢村栄治の半生と日本プロ野球の誕生時代を描いたもので、「平手造酒(1954)」の菊島隆三が脚本を書き、「魔子恐るべし」の鈴木英夫が監督に当っている。撮影は「君死に給うことなかれ」の中井朝一。出演者は、「君死に給うことなかれ」の池部良と司葉子、「荒城の月(1954)」の滝花久子、清水将夫、「二十四の瞳(1954)」の笠智衆のほか、千秋実、藤原釜足、土屋嘉男、北沢彪などで、巨人第二軍が水原、三原、中尾、川上、千葉、筒井、平山、吉原、白石、中島、スタルヒンの諸選手に扮して試合場面に出場している。
  • 消えた中隊

    井手雅人作の小説『池の塩』を「七人の侍」の黒澤明と「黒い潮」の菊島隆三が共同脚色した三村明の監督第一回作品。撮影は三村明自ら担当、音楽は「初姿丑松格子」の大森盛太郎である。出演者は「平手造酒(1954)」の辰巳柳太郎、島田正吾はじめ新国劇が総出演のほか「初姿丑松格子」の島崎雪子、「かくて夢あり」の梅原道子などである。
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  • 男性NO.1(1954)

    「不滅の熱球」の菊島隆三の原案によって、「沓掛時次郎(1954)」の井手雅人が脚本を書き、「土曜日の天使」の山本嘉次郎が監督、「幽霊男」の山田一夫が撮影に当り、音楽は「億万長者(1954)」の団伊玖磨の担当。出演者は、「密輸船」の三船敏郎、「結婚期」の鶴田浩二、岡田茉莉子、「恋愛特急」の越路吹雪のほかに「この広い空のどこかに」の浦辺粂子、「幽霊男」の藤木悠、「流れ星三度笠」の徳大寺伸、清水元などである。
  • 地獄の花束

    富田常雄の小説『嵐の中の顔』を「不滅の熱球」の菊島隆三が構成し、「喧嘩鴉」の永江勇が脚色に当り、「若旦那武勇伝」と同じく芦原正、竹野治夫が監督と撮影を担当する。主演者は「この広い空のどこかに」の大木実、「喧嘩鴉」の野添ひとみ、「地獄への復讐」の大坂志郎、「初姿丑松格子」の島崎雪子等である。
  • 平手造酒(1954)

    「国定忠治(1954)」「沓掛時次郎(1954)」に次ぐ日活の新国劇総出演映画。製作、脚本、監督は「国定忠治(1954)」と同じく星野和平、菊島隆三滝沢英輔で、「風立ちぬ(1954)」の三村明が撮影に当った。辰巳、島田以下の新国劇に加えて、「学生心中」の宇野重吉、「ママの新婚旅行」の山田五十鈴と南寿美子、「三つの愛」の山形勲等が出演する。
  • 黒い潮

    「花と波涛」の高木雅行が日活専属第一作として製作する映画で、下山事件にヒントを得た井上靖の小説を「国定忠治(1954)」の菊島隆三が脚色し、山村聡が「蟹工船」に次いで監督、主演する。撮影は「雲は天才である」の横山実の担当。「国定忠治(1954)」の津島恵子をはじめ、「緑の仲間」の東野英治郎、「乾杯!女学生」の夏川静江、「浅草の夜」の滝沢修、「大阪の宿」の左幸子、及び千田是也、青山杉作、中村伸郎、信欣三など新劇のヴェテランたちが出演している。
  • 沓掛時次郎(1954)

    「国定忠治(1954)」に次ぐ日活時代劇第二作。長谷川伸の原作より、「国定忠治(1954)」の菊島隆三と「霧の第三桟橋」の井手雅人が共同脚色し、「花と竜 第一部」「花と竜 第二部」の佐伯清が監督している。撮影は「この太陽」の藤井静、音楽は「雪の夜の決闘」の清瀬保二の担当。出演者は「大阪の宿」の水戸光子、「太陽のない街」の三島雅夫のほか、「国定忠治(1954)」に出演した島田正吾、辰巳柳太郎、石山健二郎はじめ新国劇が総出演する。
  • 国定忠治(1954)

    「かくて夢あり」に次ぐ第二回作品。「にっぽん製」の菊島隆三のオリジナル脚本を、「浮気天国」の瀧沢英輔が監督している。撮影は「或る女」の峰重義、音楽は「美しき鷹」の大森盛太郎。出演者は「足摺岬」の津島恵子、「かくて夢あり」の花柳小菊のほか、「叛乱」の辰巳柳太郎、島田正吾、石山建二郎はじめ新国劇が総出演する。
  • 叛乱(1954)

    二・二六事件に至る陸軍部内の葛藤相剋を描いた立野信之の直木賞受賞作品「叛乱」を原作に「にっぽん製」の菊島隆三が脚色、「広場の孤独」の佐分利信が監督した。なお、佐分利監督は撮影中病いに倒れたため、阿部豊監督が後をつぎ、これを内川清一郎監督が補佐している。撮影は「銀二郎の片腕」の小原譲治、音楽は「広場の孤独」の早坂文雄。キャストは映画俳優の他、新派、新劇人が大挙出演している。
  • にっぽん製

    朝日新聞連載の三島由紀夫の原作を、「若き日のあやまち」の菊島隆三が脚色した。「浅草物語」の島耕二、長井信一が監督、撮影にあたった。音楽は「霧の第三桟橋」の大森盛太郎。「浅草物語」の山本富士子「紅椿」の木村三津子、「魅せられたる魂」の上原謙、「血闘(1953)」の三田隆、「女の一生(1953)」の菅井一郎などが出演する。
  • 残波岬の決闘

    「憲兵」に次ぐ児弁英生と津田勝二の共同製作。傑作倶楽部連載の石野径一郎の小説を「夜の終り」の菊島隆三が脚色、新人内川清一郎の第一回監督作品である。第一回といえば美術の朝生治男もこの作品でデビュー、撮影は山中晋、音楽は古関裕而。「憲兵」の中山昭二、藤田進、阿部徹、「新書太閤記 流転日吉丸」の月形龍之介、「伊豆の佐太郎」の嵯峨美智子、「煙突の見える場所」の関千恵子などが出演。
  • 夜の終り

    製作及び脚本は「午前零時」の本木莊二郎と菊島隆三、「吹けよ春風」の谷口千吉が監督に当り、「次郎長初旅」の山田一夫が撮影している。美術は「夫婦」の松山崇、音楽は「煙突の見える場所」の芥川也寸志。出演者の主なものは、「あゝ青春に涙あり」の池部良、「縮図」の沢村貞子、「江戸ッ子判官」の岡田茉莉子、「ひまわり娘」の清水将夫と村瀬幸子、「総理大臣の恋文」の三益愛子、「抱擁(1953)」の志村喬。
  • 午前零時

    「七色の街」の本木莊二郎の製作で、井上友一郎の原作から「丹下左膳(1952)」の菊島隆三が脚本を書いている。監督と撮影は「花吹雪男祭り」の渡辺邦男と渡辺孝のコンビ。出演者は「港へ来た男」の久慈あさみ、三条利喜江、小林桂樹、「風雲千両船」の二本柳寛、「ハワイの夜」の藤田進、「吹けよ春風」の越路吹雪など。
  • 街の小天狗

    甲斐克彦の小説倶楽部連載小説『鬪將』を「丹下左膳(1952)」の菊島隆三が脚色し、「呼子星」の吉村廉が監督した柔道映画。企画は「稲妻(1952)」の根岸省三。「母子鶴」の姫田真佐久が撮影を担当している。出演者は「続馬喰一代」の菅原謙二、三條美紀、「モンテンルパの夜は更けて」の宮崎準、「秘密(1952)」の若尾文子、「足にさわった女(1952)」の見明凡太朗、「母子鶴」の宇佐美諄、「上海の女」の佐々木孝丸などで、その他にNHK「廿の扉」の石黒敬七が特別出演している。
  • 丹下左膳(1952)

    戦前、伊藤大輔監督などによって映画化された林不忘の「丹下左膳」の再映画化。製作は「月形半平太(1952)」の小倉浩一郎で、「大学の小天狗」の菊島隆三と「続馬喰一代」の成澤昌茂とが共同で脚本を書き、「修羅八荒(1952)」を萩原遼と共同で監督した松田定次が監督に当っている。撮影も「修羅八荒(1952)」の川崎新太郎である。主演は、「魔像(1952)」の阪東妻三郎と「お茶漬の味」の淡島千景で、「歌くらべ荒神山」の高田浩吉、「お染半九郎」の喜多川千鶴、「母の山脈」の村田知英子に、かつら五郎、夏川大二郎、菅井一郎などが助演する。
  • 大学の小天狗

    根岸省三の企画で、「大空の誓い」の菊島隆三が脚本を書き、「母山彦」の田中重雄が監督に当たっている。撮影は同じく渡辺公夫である。出演者の主なものは、「娘初恋ヤットン節」の菅原謙二、「おかあさん」の香川京子、「安宅家の人々」の三橋達也の他、石黒達也、荒川さつき、植村謙二郎、藤原釜足などである。
  • 若き日のあやまち

    製作は中田晴久と小笠原久夫の共同で、シナリオは「大学の小天狗」の菊島隆三と「いとし子と耐えてゆかん」の植草圭之助とが協力して書き、「拳銃地獄」の野村浩将が監督に当たっている。撮影は「西鶴一代女」の平野好美。出演者は「十六夜街道」以来の相馬千恵子と「最後の顔役(1952)」の龍崎一郎に、新劇出身のニュー・フェイス左幸子や、新東宝スターレットから抜擢された新人松本朝夫をめぐって、十朱久雄、清川玉枝、沢村貞子、汐見洋などが助演している。
  • 大空の誓い

    製作は高木次郎。脚本は「ごろつき船」の菊島隆三と宮田輝明の共同執筆。監督と撮影は「月よりの母」の阿部豊と三村明のコンビ。出演者は「めし」の上原謙、「ブンガワンソロ」の久慈あさみ、「この春初恋あり」の香川京子と小堀誠、フレーミングなど。
  • 地獄の血闘

    製作は、「おぼろ駕篭」に次ぐ小倉浩一郎の担当、原案を「ごろつき船」の脚本を書いた菊島隆三が立て、脚本を、「悲恋草」の鈴木兵吾と津路嘉郎が協力して書き、監督には、「黒い花」の大曾根辰夫が当たっている。配役は、「東京の門」の水島道太郎、「黒い花」の鶴田浩二、「カルメン故郷に帰る」の井川邦子、「女左膳」の野上千鶴子、他に田端義夫、菅井一郎、佐伯秀男などが助演。「地獄の顔」「長崎物語」と三部作をなす長崎ものの一つ。
  • ごろつき船

    大佛次郎の原作を「午前零時の出獄(1950)」の成澤昌茂と「人生選手」の菊島隆三とが脚色して「ある婦人科医の告白」の森一生が監督に当っている。「赤城から来た男」に次ぐ大河内傳次郎の主演作品で、「殺陣師段平(1950)」の月形龍之介、「東海道は兇状旅」の相馬千恵子、「鬼あざみ」の本間謙太郎、「浅草の肌」の若杉須美子改め紀英子などが助演している。
  • 醜聞(スキャンダル)

    黒澤明が初めて大船に出てとる写真。映画芸術教会の本木莊二郎(「野良犬(1949)」の企画、「花の素顔」の小出孝の製作で、「野良犬(1949)」と同じに脚本は黒澤明と菊島隆三が共同で書いた。カメラは「脱線情熱娘」の生方敏夫、「真昼の円舞曲」の浜田辰雄美術、早坂文雄の音楽で、全くの偶然の瞬間が多くの人々に誤り伝えられ、ある人間はこれを故意に曲解して飛んだ醜聞が拡がって行くというメロドラマである。
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  • 栄光への道(1950)

    製作は「頓珍漢桃色騒動」の小倉浩一郎と杉山茂樹が同じく協同で当たり、「野良犬(1949)」(黒澤明と協同)「人生選手」の菊島隆三の脚本により、「恋愛三羽烏」についで中村登が監督する。カメラは「頓珍漢桃色騒動」の服部幹夫が担当。主演は「恋愛三羽烏」の鶴田浩二、「恋愛三羽烏」「妻の部屋」の月丘夢路、「晩春」の笠智衆で、それに「影法師」の入江たか子、阪神軍から藤村富美男、金田正泰らが出演する。
  • 人生選手

    井上友一郎の原作を「野良犬(1949)」の菊島隆三が脚色し「愛染草」の大映監督田中重雄が演出する、撮影は「忘れられた子等」の安本淳、音楽は「薔薇はなぜ紅い」の鈴木静一、照明秋山清幸、録音矢野口文雄、美術加藤雅俊の担当、プロデュースは「深夜の告白」(竹井諒との共同)の筈見恒夫。出演は「花の日月」の小林桂樹「石中先生行状記(1950)」の堀雄二「花の素顔」の月丘千秋「帰国」の藤田進、花井蘭子「野良犬(1949)」の清水将夫「どぶろくの辰(1949)」の河津清三郎のほかに小堀誠、浦辺粂子、杉山美子、江川宇禮雄、鮎川浩、汐見洋、堀越節子など、なおアナウンサーとして和田信賢、竹脇昌作が特別出演する。
  • 野良犬(1949)

    「不良少女(1949)」「風の子」の本木莊二郎の製作で、黒澤明の原作を新人菊島隆三が脚色。演出は「静かなる決闘」の黒澤明で撮影は「青い山脈(1949)」の中井朝一の担当である。出演者はストーリーの関係で大勢を動員「酔いどれ天使」「静かなる決闘」の三船敏郎、志村喬をはじめ、俳優座の出演をはじめ、第一協団、バラ座の一部参加、井田綾子は松竹少女歌劇研究所員より抜てきされた。
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